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令和2年 福祉病院教育常任委員会 本文 開催日: 2020-09-24

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  1. 彦根市議会 2020-09-24
    令和2年 福祉病院教育常任委員会 本文 開催日: 2020-09-24


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時27分開議 ◯委員長赤井康彦君)   皆さん、おはようございます。ただいまから福祉病院教育常任委員会を開きます。  今期定例会において、本委員会に付託されました案件は、各位に配付いたしております委員会審査事項のとおりでありますので、審査をお願いいたします。  議案第105号彦根市民会館の設置および管理に関する条例を廃止する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  文化振興室長。 2 ◯文化振興室長(林 達也君)〔議案第105号について提案説明〕 3 ◯委員長赤井康彦君)   これより議案第105号に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。  馬場委員。 4 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  非常に長らくお世話になった市民会館ということで、今ほど説明がありましたように、6月30日をもって閉館ということで、この条例自体の施行は7月1日からということで説明をいただきました。残務処理とか、あるいは借りておられる方、利用されている方への周知もありますので、その予約が6か月前からということでございますので、市民の方への周知というのもしっかりとしていただきたいなと思いますが、どのような方法でされるのか、少しお伺いさせてください。 5 ◯委員長赤井康彦君)   文化振興室長。 6 ◯文化振興室長(林 達也君)   市民の方々への周知についてのご質問でございます。  まず、今、利用されている団体の方につきましては、平成29年の計画をつくった際にも、ご意見をお伺いさせていただいている際にも、廃止の方向になりますよということは事前に少しお話をさせていただいているところではございます。ただし、今定例会でこの条例がお認めいただけましたならば、正式に各利用団体さんにお話をさせていただいて、かつ、利用団体といいましても、確定している利用団体さんもいらっしゃれば、そのときたまたまお借りされているということもございますので、当然、ホームページや「広報ひこね」等においての市民様向けの広報というものをさせていただきますし、あと、利用団体様にそれぞれ調整会議等々がございます。そういう場の中でも、しっかりとご説明させていただきまして、特に利用団体さんに関しましては、ご利用できなくなりますので、次の施設のご紹介とか、そういうことも含めまして、できる限りの対応をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 7 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 8 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。ぜひともしっかりと周知をしていただくことをお願いしておきたいと思います。  残務処理の中に多分含まれるのかなと思いますけれども、先ほどの説明でありましたように、一応7月17から19日の間ぐらいに引っ越して、7月20日からは本庁舎で新たにスタートするということで、残務処理というのが7月1日以降、この期間なのかなという理解をしておりますが、確認させてください。 9 ◯委員長赤井康彦君)   文化振興室長
    10 ◯文化振興室長(林 達也君)   来年6月末に館の方を廃館させていただきまして、その後、7月中旬に引っ越しを行います。ほとんどの部署は本庁舎に行きますし、一部の部署は中央町仮庁舎等に行きますが、その後、残っている備品であったり、そういうものを移管していくと。特に私どもが市民会館で貸館機能等をしておりましたので、そういうところの備品等を移設させていったり、それから、要らないものを整理していくという期間が7月、8月とございます。  これはまた今後の議会の方でご提案させていただくことにはなるんですが、解体についての予算をお認めいただきまして、それで入札等を経た後、解体工事の契約議決の方をご提案させていただいて、それが決まりましたら工事に入らせていただく。おおむねですけれども、9月ぐらいまでに契約ができればとは考えております。まだきっちり確定をしておりませんが、10月頃から令和3年度中に解体をし、その後、お借りしていた土地を返させていただく、そういうスケジュールで考えてございます。そういった残務期間もございますので、今定例会に廃止の条例を提案させていただいたということでございます。 11 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 12 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。議案第105号は設管条例の廃止ということでございますので、今の答弁でスケジュール感も把握いたしましたので、これでよろしいかと思います。ありがとうございました。 13 ◯委員長赤井康彦君)   ほかに質疑はございませんか。  角井委員。 14 ◯委員(角井英明君)   市民会館が使えなくなる間、その代わりの施設はどこになるのかということをお聞きしたいんですけど、学習会とかに使わせていただいたり、若者も夜、ダンスとか何かに使っておられて、こういうのが彦根市を支えているのかなと思ったんですけど、使えない間どうするかということをお聞きします。 15 ◯委員長赤井康彦君)   文化振興室長。 16 ◯文化振興室長(林 達也君)   今、市民会館の廃止に伴います会議室とか舞台練習場の代替利用の関係でご質問いただいたということでございます。  会議室に関しましては、既存の公民館やほかの文化施設等が備えます会議室等の稼働率を見ますと、平均でございますが約25%ということで、まだまだ余裕がございます。基本的には、廃止後には、ほかの公共施設等に備える会議室で人数的には充足すると考えてございますので、ご利用されてきた方々の、団体等の皆様のご事情をそれぞれお聞きしながら、ほかの施設の利用紹介等をさせていただきながら移行について支援をさせていただくと考えてはございます。  また、舞台練習場機能につきましては、これも彦根市文化施設適正管理計画の方で少し分析をさせていただいているんですが、私どもが持っております市民会館を除いても、文化施設の量としましては、県内のほかの市町に比べますと、少し平均よりは多うございますので、特に10万人以上の都市につきましては、席数でいいますと平均よりは多いと思っております。そういうことですので、利用状況を見ましても、まだ利用率等も空きがございますので、そういったホール等をご利用いただくということが一番になるかと思っております。  これもいろんな減免措置もございますので、そういうのもご紹介させていただきながら、いずれにしましても、廃館までにはご利用団体に、様々な利用をしていただいていますので、それに応じたご相談にも乗らせていただきながら移行させていただきたいと考えてございます。 17 ◯委員長赤井康彦君)   角井委員。 18 ◯委員(角井英明君)   場所的な確保は十分できると聞いたんですけど、市民会館は低料金というか、ほかの市町に比べたらどうか、ちょっと僕は分からないんですけど、それで使いやすいという面があったと思うんですけど、料金的にはどうなんでしょう。 19 ◯委員長赤井康彦君)   文化振興室長。 20 ◯文化振興室長(林 達也君)   料金的な面でございますと、特に文化施設におきましては、市民会館とかひこね市文化プラザみずほ文化センター、それから高宮地域文化センター、こういう文化施設がございますが、平均的な使用料を比較いたしますと、市民会館につきましては1時間当たり380円程度と。それから、これは当然大きさとか、そういうものによっても違うので、設備によっても違うんですが、ひこね市文化プラザですと研修室で1時間410円、みずほ文化センターですと練習室で230円、それから高宮地域文化センターですと180円と、おおむね現在使っていただいている金額と同等、もしくは、それよりも1時間当たりでいいますと安くなるケースが多いとは思っておりますので、そういうところをご利用いただきたいとは考えてございます。  あと、公民館に関していいますと、こちらも値段は様々でございますが、社会教育団体でございますとか、社会福祉団体につきましては、使用料はかからないということもありますので、そういったことを勘案しますと、できる限りそういったところで、料金等も勘案しながら移行について相談に乗らさせていただきながら、させていただきたいと思っております。 21 ◯委員長赤井康彦君)   ほかに質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 22 ◯委員長赤井康彦君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第105号に対する討論を行います。  討論はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 23 ◯委員長赤井康彦君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって、議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  議案第105号彦根市民会館の設置および管理に関する条例を廃止する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯委員長赤井康彦君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第105号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 25 ◯委員長赤井康彦君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  なお、所管事項に対する一般質問の発言については、委員お一人につき1回、30分以内となりますので、ご留意いただきますようお願いいたします。  どなたか質問ございませんでしょうか。  馬場委員。 26 ◯委員(馬場和子さん)   では、せっかくの機会でございますので、3点についてお尋ねをさせていただきたいと思います。心を込めて質問させていただきますので、先に通告もさせていただいておりますので、明確な答弁をよろしくお願いしたいと思います。  まず1点目なんですけれども、放課後児童クラブの運営・運用状況についてということで、せんだって当委員会の事務調査というか、現地を見学させていただきました若葉小学校放課後児童クラブ運用状況を拝見しました。本当に子どもたちも、学校が終わった放課後に生き生きとそれぞれが楽しんでいたなという様子も見せていただきながら、指導していただく方のご苦労もかいま見せていただいたところでございますが、まず、1点目のお尋ねでございますが、新型コロナウイルス感染による臨時休業期間利用状況についてお聞かせいただきたいと存じます。 27 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 28 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   臨時休業期間につきましては、感染拡大防止が休校の目的でしたので、放課後児童クラブにおきましても、できる限り自宅での保育をお願いしており、多くの保護者の方にご協力をいただきました。3月から5月末までに二度の学校の臨時休業がございましたが、その間におきましては、放課後児童クラブ在籍児童数に対して、実際に利用されたのは約30%でした。 29 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 30 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  ご家庭の方のご理解とご協力をいただいてということも今の数字から見えてきましたが、では、二つ目のお尋ねでございます。臨時休業終了後の利用者の増減等の変化についてお尋ねいたします。 31 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 32 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   臨時休業期間中、約30%であった利用率は、6月からの学校再開に伴い増加をしております。在籍児童数に対する出席率といたしましては、6月が平均で70%、7月は平均で74%、8月は夏休みということもあり、平均で61%でございました。2学期が始まってからは、おおむね60から70%程度となっております。 33 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 34 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。利用の定員よりも少なめで今、運用をしていただいているのかなという実態が数字からも拝見できたかなと思います。  では、3番目のお尋ねでございますが、人員配置基準についての他市町との比較について教えていただきたいなと思います。 35 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 36 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   まず、指導員の配置基準につきましては、厚生労働省令に基づき、彦根市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例第10条で、おおむね40人以下の児童からなる一つの支援の単位につき2人以上の放課後児童支援員を置かなければならないと最低基準を定めております。本市におきましては、委託事業者との契約における仕様書の中で、それ以上の配置基準を設けており、児童25人までは指導員2名、26人から40人までは指導員3名などとしております。この配置基準に加え、障害のある児童を受け入れる際には、指導員の加配も設けております。  委員ご質問の他市町との比較についてでございますが、どの市町も最低基準は本市と同様で、詳しい配置基準の内容はそれぞれ異なっておりますが、本市の放課後児童クラブ1クラス当たりの平均児童数約30人に対する指導員配置で比較をいたしますと、本市の場合は3名で、他市はおおむね2名ないし3名と聞いており、本市と同程度となっております。 37 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 38 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  今のご答弁をお聞きしまして、手厚く配置していただいているかなという印象も持たせていただいたところでございますが、これ、多分、彦根市は支援員さんというか、資格のありなしとか、そういうとこら辺もかなり配慮していただいているのではないかなというような感触を持ちまして、次の4番目でございますが、必要な人材確保のための方策について伺いたいと存じます。 39 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 40 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   放課後児童クラブ指導員業務につきましては、各事業者に委託をしておりますので、人材確保については事業者の業務部分となっております。指導員の募集について、市の直営ではハローワークを通じてしか募集はできませんでしたが、現在はインターネットや新聞の折り込み広告など様々な媒体を使って広く募集をされておりますとともに、必要に応じてシルバー人材センターも活用され、指導員を確保いただいております。 41 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 42 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。安心して放課後の時間の子どもたちを預かっていただくために、やっぱりしっかりとした目の届く人材配置というのが必要だと思いますので、引き続き手厚くご支援をいただければなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、大項目の2番目に移らせていただきますが、学校現場での新型コロナウイルス感染症の感染拡大への方策について伺います。  先週あたりは、運動会も時間を分けて、していただいたということをお聞きしておりますが、本当に子どもたちにとって、時間は短かったけれども思い出深いものになったということも聞いておりますし、保護者の方も子どもたちの成長を見せていただいて、「していただいてよかったわ」というような感想も寄せていただいております。  そんな中で細項目の1ですけれども、日々の業務のほかに感染拡大防止のための配慮を要することによる業務量の増加についてお聞かせいただきたいと思います。 43 ◯委員長赤井康彦君)   保健体育課長。 44 ◯保健体育課長(山内徹好君)   新型コロナウイルス感染症に係る業務量の増加についてお答えいたします。  学校では、感染拡大防止のために児童・生徒に対してマスクの着用および手洗い、手指消毒、身体的距離の確保といった基本的な感染症対策や、感染拡大リスクが高い三つの密を徹底的に避けるよう指導を行っています。  また、外からウイルスを持ち込まないことが重要であるため、家庭での検温を保護者に依頼し、健康状態の把握をふだんより丁寧に実施しております。  さらに、施設の衛生管理について、大勢がよく手を触れる場所、例えばドアノブ、手すり、スイッチなどは1日1回以上清掃または消毒を行うなど、感染拡大防止に向けた対策に取り組んでおります。これらの感染拡大防止のための業務が新型コロナウイルス感染症の流行とともに増加をしております。 45 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 46 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。新しい生活様式ということで、今までにない業務が増えているということも今の答弁からも理解をさせていただくところでございますが、本当に子どもたちの教育現場が安全であるということの対策ということで、ご苦労いただいていることに感謝を申し上げたいと思います。  では、2番目ですけれども、学校現場での、今ほども答弁ありました1日1回の消毒ということでございますが、現場での消毒に関するガイドラインというのはあるのでしょうか、お伺いしたいと思います。 47 ◯委員長赤井康彦君)   保健体育課長。 48 ◯保健体育課長(山内徹好君)   消毒等に関するガイドラインについてお答えいたします。  文部科学省が示しております「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~『学校の新しい生活様式』~」に基づき、本市の学校における感染症対策ガイドラインを策定しております。その中の6番目に、「清掃・消毒」という項を設け、学校における消毒について示しております。 49 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 50 ◯委員(馬場和子さん)   ガイドラインに準じて消毒作業をしていただいているということでございますが、3番に移りたいと思うんですけれども、これ、東近江市で先進的な事例があるんですけれども、教職員の負担軽減のために消毒スタッフを配置されるということで募集をされた。なかなか人が集まらなかった。昨日の夕方のニュースでも、教職関係の人を募集しても人がなかなか集まらないということのニュースもありましたけれども、3番です。教職員の負担軽減のために消毒スタッフの配置の考えというのはございますでしょうか、伺います。 51 ◯委員長赤井康彦君)   保健体育課長。 52 ◯保健体育課長(山内徹好君)   消毒スタッフにつきましてですけれども、本市では学校業務のサポートを行うスクール・サポート・スタッフを配置しております。7月の市議会臨時会にて24名の追加配置を認めていただき、8月からはスクール・サポート・スタッフの業務内容に、机・椅子の消毒などの感染症対策を加え、配置を進めているところです。  現在、学校の規模に応じて、1名ないし2名が消毒等の業務を行っておりますので、消毒を専門的に行うスタッフの配置は考えておりません。 53 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 54 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  追加で人員の配置をしていただいて、その方の業務の中に追加を7月からはしていただいたということで。専門に消毒だけという方ではないですけれども、先生方のサポート、子どもたちの安全確保のためのサポートということで、いいことだと思いますし、先生方も業務量が増えたというような現状の中で、助けていただきながら、みんなが疲弊しないように、先生方の疲弊というのは、すぐ子どもたちに反映しますので、そういう意味ではスクール・サポート・スタッフの方を大いに活用していただいて、みんなが笑顔でいられる、そんな学校づくりに引き続きお力を注いでいただきたいなと思います。  では、細項目の4ですけれども、私たちもお話しするときにマスクをしておりますけれども、非常に、一夏の間に暑いなと思いつつ、我慢して一夏は越えましたけれども、これから少し気候はよくなってまいりますけれども、やはりマスクをしているということで呼吸が非常にしにくいなと思う場合もありますし、学校現場でも子どもたちが、登校時にはみんなマスクをしていますけれども、学校の中でどういう状況なのかなというのを教えていただきたいと思いまして、細項目の4です。マスク着用のルールと保護者への周知の状況についてお聞かせください。 55 ◯委員長赤井康彦君)   保健体育課長。 56 ◯保健体育課長(山内徹好君)   マスクの着用のルールと保護者への周知状況についてですけれども、マスクをまず学校に持ってくることについては、保護者への協力を依頼しております。身体的距離が十分に取れないときはマスクを着用することや、熱中症の危険があるときは外すといったルールについて、先ほど申し上げました本市の学校における感染症対策ガイドラインに示し、本市のホームページにおいて周知しております。  また、「新型コロナウイルス感染症対策21~『新しい生活様式』を踏まえた家庭での取組~」と題した保護者向け資料を保健体育課で作成し、その中にマスク着用についての注意点を記載し、各校ホームページへの記載、あるいは学校だより等での配布などにより、学校から保護者へ周知しております。 57 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 58 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  十分な距離を取れないときにはマスク着用ということでしたら、机の間隔を空けて教室の配置をされている授業中はマスクはつけなくていいということですか。 59 ◯委員長赤井康彦君)   保健体育課長。 60 ◯保健体育課長(山内徹好君)   十分な距離を取れているときには、マスクの着用を必ずしも求めてはおりません。ただ、授業中で対話的な学習を行ったり、発声を伴うような学習の際にはマスクを着用するよう指導しております。 61 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 62 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  教室を見せていただいても、本当に机一つ分を空けて、ずっと並べていただいていたりということがありますし、絵本の読み聞かせに寄せていただいたときに、やっぱりみんなが固まるので、全員がマスクをしていたということもありましたので、これ、一日中マスクをしていたら大変かなというような思いもございましたので、このマスクについてのルールについて今回はお尋ねさせていただきました。  子どもたちもマスクを着用するということに随分慣れてきたかなと思いますし、なぜマスクをしなければいけないかということも、またしっかりとみんなに教えながら、マスクの意味というのも子どもたちに伝えていただければなと思います。ありがとうございます。  では、大項目の3に移らせていただきます。季節性インフルエンザの予防接種について伺います。  今、新型コロナウイルス感染症ということで、インフルエンザとはまた別のウイルスで非常に世界がおののいているわけでございますが、彦根市内でも、ちょっと収まっていたのが、1人感染者が出たということで、今、感染者が26人という現状でございますけれども、季節性インフルエンザのこととはまた別の新型コロナウイルス感染症と、この季節性インフルエンザの違いについて、少し教えていただければなと思いまして1項目を立ち上げました。よろしくお願いいたします。 63 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 64 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との主な違いについてお答えします。  まず、症状といたしましては、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が共通しておりますが、新型コロナウイルス感染症では、これらに加えて味覚障害や嗅覚障害を伴うことがあります。また、潜伏期間は、季節性インフルエンザが1日から2日であるのに対して、1日から14日、平均しますと5日から6日と言われています。そのほか、季節性インフルエンザの多くは軽症から中等症で致死率が0.1%であるのに対しまして、新型コロナウイルス感染症は重症になり得るとされ、致死率も3から4%とされています。  有効なワクチンや治療薬についてですが、新型コロナウイルスワクチンは開発中であるものの、現時点では有効なワクチンは存在しておらず、軽症者についての治療につきましても、10月にアビガンが承認申請されるということですけれども、現時点では確立された治療法もないということで、それに対して、インフルエンザはワクチンも治療薬もある点が異なります。
    65 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 66 ◯委員(馬場和子さん)   詳細をお知らせいただきまして、ありがとうございます。症状が出て、違いというのが分からないまま受診をしたりということがあるので、少しこの点を確認させていただいたところです。  同じような症状でも味覚障害とかがあったら、これは新型コロナウイルス感染症を疑わないといけないのかなということも、やっぱり市民の方にも違いを示していただく必要もあるかなと思いますが、この辺はいかがでしょうか。 67 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 68 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   周知啓発に努めてまいりたいと思います。 69 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 70 ◯委員(馬場和子さん)   ぜひとも、ここが違うから、こういう受診の仕方をしてくださいということを分かりやすくお知らせいただきたいなと思います。  では、細項目の2ですが、季節性インフルエンザの予防接種の必要性ということでお伺いしたいと思います。  新型コロナウイルス感染症というのが今、非常に蔓延をしている中で、また追いかけるように、この季節性のインフルエンザの流行期というのをこれから迎えていくわけでございますが、一定手洗いとか、消毒とかマスクをされているという生活様式になってきているので、例年よりは罹患される方が少ないかなということも想像しつつなんですけれども、この季節性のインフルエンザの予防接種の必要性についてお聞かせください。 71 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 72 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   季節性インフルエンザは発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、高齢者や基礎疾患のある方は肺炎や脳症などの重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡する方もおられます。これをインフルエンザの重症化といいますけれども、季節性インフルエンザの予防接種の必要性としましては、この重症化を予防する効果があると言われております。  発症予防につきましては、一般の方で60%、乳幼児で20%から60%とされており、重症化につきましては、65歳以上の高齢者福祉施設に入所されている高齢者について34%から55%の発症を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされているところです。  こうした個人の予防目的に加えて、特にこの冬に季節性インフルエンザの予防接種を必要とする理由につきましては、季節性インフルエンザの患者を減らすことで、新型コロナウイルス感染症の拡大期に医療現場の負担を軽減する目的が大きいと考えております。 73 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 74 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。当然、例年、この季節性のインフルエンザの予防接種は大事ですけれども、殊に今年は医療現場のことを考えると、ぜひともこの季節性のインフルエンザの予防接種をして、そちらを何とか抑止できたらなと思いますし、ありがとうございました。  では、この予防接種をどんどん受けていただきたいなという思いもあります。そういう中で、細項目の4ですけれども、予防接種の費用が医療機関によって異なるということも聞いておりますが、この理由についてお聞かせいただきたいなと思います。 75 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 76 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   予防接種の費用が医療機関によって異なる理由といたしましては、予防接種が保険診療ではなく自由診療となることから、各医療機関でそれぞれ単価を定めて実施されているためです。 77 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 78 ◯委員(馬場和子さん)   同じワクチンを使っていただいているのに、それぞれ医療機関で費用が異なるという。あそこのところは幾らだったとか、ここは幾らだったとかいう情報も飛び交いますので、そうすると、どうしても安いところへ集中してしまうのではないかなと、ちょっと想像したりしますので、せっかく密を避けましょうといいつつ、大丈夫なのかなという思いもありますので、この辺、何とか是正できないかなということは思っておりますが、細項目の4です。費用の統一化を医師会などに申し入れてはどうかと思いますが、これについての見解を伺いたいと存じます。 79 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 80 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   彦根医師会との事前調整の中で、できる限り市民に分かりやすい制度とすること、それから、予防接種をしていただく医療機関の負担を軽減すること等について協議をさせていただいたところです。その中で、費用の統一化につきましてもご相談をさせていただきましたが、あくまでも自由診療であることから難しいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 81 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 82 ◯委員(馬場和子さん)   協議をしていただいたその結果、難しいというような答弁でございましたが、今後、「ぜひとも季節性インフルエンザの予防接種を受けてください、どの医療機関でも同じですよ、お近くのところへ行ってください、密にならないように予約して行ってください」という働きかけをする上でも、値段をそれぞれが幾ら幾らと示されるかどうかは分かりませんけれども、ぜひとも引き続いて、自由診療とはいいつつ、何とか医師会に再度の働きかけをお願いできないかなと思いますが、いかがでしょうか。 83 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 84 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   確かに密になることを避けるという意味では、費用の統一化というのは有効なのかなと思いますけれども、一方で、それぞれの医療機関が努力されていて、効率的にワクチンを仕入れ、使うというところで、それぞれ単価がいろいろと、ワクチンの仕入値とかが違ってきていると思うんですけれども、そういう中で、自由に医療機関が単価を設定し、市民がそれを選ぶという競争原理が働かなくなってしまい、価格が高くなる可能性も否定できないところです。そのための自由診療に対する考え方がありますので、協議はもっと尽くしていかなければ。ただ、一方で、普通に物を買うのと違って、医療機関を選ぶということは、安い高いだけではなくて、信頼のおけるかかりつけ医を選ぶとか、そういう視点もあるので、自由競争というところの議論にはそぐわないという意見等もありますので、医師会とは引き続き協議をしてまいりたいと思います。 85 ◯委員長赤井康彦君)   馬場委員。 86 ◯委員(馬場和子さん)   いろんなご事情があることも存じておりますけれども、ぜひとも協議をまた重ねていただきたいなと思います。  かかりつけの先生のところで接種していただくということは、ワクチンだけの意味ではなくて、健康状態全てをチェックしながら、していただけるというようなプラスアルファもあるということも重々承知をしておりますが、今ほど答弁ありましたように、検討の方を重ねていただきたいということを強くお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 87 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質問はございませんでしょうか。  堀口委員。 88 ◯委員(堀口達也君)   おはようございます。堀口です。今回は大きく4点について質問させていただきたいなと思います。  まず最初に、市立病院の受入状況についてお聞かせいただきたいと思います。感染症対策の詳細についてお聞かせください。 89 ◯委員長赤井康彦君)   病院総務課長。 90 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   感染症対策の具体的な取組といたしましては、改めて職員のマスク着用や手洗い、アルコール消毒等を徹底すること、また、各自、出勤前に検温を行い、発熱やせき症状等が認められる場合は出勤を行わないよう徹底をいたしました。  さらに、職務の内外を問わず、これまで以上に感染リスクの高い行動を避けるよう重ねて職員に周知を図りました。  また、現場スタッフを対象に個人用防護具の装着トレーニングを繰り返し行うなど、感染防止対策に係る職員研修の充実にも努めました。  さらに、外部からの感染経路の遮断をするために、全ての来院者に対しまして検温・問診を実施するとともに、入院患者さんへの面会を原則禁止させていただいております。  そのほか、院内清掃作業の強化や飛沫感染の防止用アクリル板の設置、また、待合席に間隔を設けるなど、院内での感染防止対策を徹底してございます。 91 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 92 ◯委員(堀口達也君)   ありがとうございます。外部感染経路の遮断等というのは、病院においては、かなり大切な感染症対策かなと思いますので、引き続きよろしくお願いします。  続きまして、感染防御資材の調達状況についてお聞かせください。 93 ◯委員長赤井康彦君)   病院総務課長。 94 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   感染防御資材につきましては、国からのマスク等の物資の配給や市内企業様からのご寄附を頂きましたこと、また、市場での安定的な供給がありますことから、現時点では一定数の在庫を確保できてございます。  今後、対応の長期化も予想されますことから、必要な物品を切らすことがないよう、マスクなどの感染防護具でありますとか、消毒用アルコールなどにつきましては、この本9月市議会定例会におきまして補正予算を計上してございます。  以上です。 95 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 96 ◯委員(堀口達也君)   マスク等は充実しているということで安心しました。  続きまして、現在の市立病院の寄附等の状況についてお聞かせください。 97 ◯委員長赤井康彦君)   病院総務課長。 98 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   これまで多くのご寄附を頂いておりますが、特に数量の多い品目で申し上げますと、9月10日現在でございますが、不織布マスクを約2万6,000枚、フェイスシールドを約2,400枚、ご寄附として頂いております。そのほかにも防護服でありますとか、医療用ガウンなど物品のほか、現金でのご寄附も頂いておりまして、様々な形でのご寄附を頂いております。 99 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 100 ◯委員(堀口達也君)   寄附等も集まっているということで安心しました。  続きまして、現在の入院患者の受入状況についてお聞かせください。 101 ◯委員長赤井康彦君)   病院総務課長。 102 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   本院におけます新型コロナウイルス感染症の入院患者数は、令和2年9月18日現在で126人となっております。最も多かった入院患者数は、流行の第1波のときには1日で19人、第2波のときには23人でございました。現在は第2波も収束しつつありまして、9月以降は5人以下で推移をしているところでございます。 103 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 104 ◯委員(堀口達也君)   再質問させていただきたいんですけれども、第1波、第2波のときに受入状況が多かったというのは、どのような原因があるんでしょうか。 105 ◯委員長赤井康彦君)   病院総務課長。 106 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   いずれもなんですけれども、県内でクラスターが発生したということもありまして、例えば介護施設であるとか、そういったところでのクラスターについては、県内全体でどこの病院で受け入れるかというのは県のコントロールセンターが管理をされるということで、そこからの患者様というのが多くご入院されていたということがございます。 107 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 108 ◯委員(堀口達也君)   ということは、県内クラスターということは、市内の方だけではなくて、ほかの県内他市町の患者さんも多く受け入れていたということでしょうか。 109 ◯委員長赤井康彦君)   病院総務課長。 110 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   県内のどこの地域の患者さんがどれだけ入院されていたという情報については、県の方で情報の方は管理されておりますので、具体的にはここでご答弁させていただけないんですけれども、ただ、当然、彦根市内で発生した患者さんももちろん受け入れておりますし、それ以外にも県内全体で県のコントロールセンターの管理で対応させていただいたというところでございます。 111 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 112 ◯委員(堀口達也君)   次の質問に移らせていただきます。  病院等で入院した患者さんなどに面談ができないということで、それに対するご家族の反応などというのは、どのような感じでしょうか。 113 ◯委員長赤井康彦君)   看護部長。 114 ◯看護部長(谷口孝二君)   新型コロナウイルスの感染症の対策の一つとして、院内感染防止の観点から面会禁止を実施しているところです。長引く面会制限によりまして、入院生活の様子が分からないとか、それから、大事なご家族と対面での会話ができないなどの不自由が強いられていまして、不安なお気持ちで過ごしているとのご意見をいただいています。  このような状況の中でも、面会禁止あるいは感染対策についての説明を丁寧にさせていただきまして、ご理解をいただいているところです。  また、これまでどおり、手術前後とか、それから急変されたときの面会、あるいは病状説明などにおいては柔軟に対応させていただいていますので、引き続き患者さんとご家族のご理解とご協力をお願いしてまいりたいと思います。 115 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 116 ◯委員(堀口達也君)   実は、自分自身の家族もこの時期にちょっと入院しまして、その関係で、やっぱり家族となかなか会えないというのは、すごく寂しいものだなということを改めて実感しました。  その中で、次の質問に移らせていただきたいんですけれども、ウェブ面談サービスの導入というのを検討してはどうでしょうかということで、同じ彦根市内の中でも、友仁山崎病院ではコロナ禍でも、面談が禁止となっているご家族のために、タブレットとLINE等を活用したウェブ面談のサービスというのを開始したそうです。入院者に会えなく寂しい思いをされているご家族のためにも、彦根市立病院でもウェブ面談のサービスを導入してはいかがでしょうか。 117 ◯委員長赤井康彦君)   看護部長。 118 ◯看護部長(谷口孝二君)   ウェブ面談のサービス導入についてお答えさせていただきます。  ご家族との面会は、入院患者さんにとって、また医療者にとっても治療における重要な意義があると考えております。その対応の一つとしてウェブによるオンライン面会というものがありまして、患者さんやご家族の不安の軽減が図れると考えております。  本院でも10月の上旬の運用開始に向けて現在調整をしているところです。具体的には、あらかじめ予約をしていただき、入院中の患者さんにタブレット端末をお貸しして、ご自宅と、それからタブレット端末とかスマートフォン、パソコン上でご家族とつなぎ、お話ししていただくものです。今言っていただきました友仁山崎病院とかの事例ともよく似ているものです。  以上です。 119 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 120 ◯委員(堀口達也君)   ありがとうございます。なるべく早めに、いろいろ検討していただいて、ぜひ導入していただければなと思います。よろしくお願いします。  最後に、医療従事者へのフォローや慰労は十分できているんでしょうか。 121 ◯委員長赤井康彦君)   職員課長。 122 ◯職員課長(野島英樹君)   本院は、滋賀県から新型コロナウイルス感染症患者の受入れに関する重点医療機関の指定を受けて以降、専用病棟を設置して同感染症に対する医療提供を行っているところです。  医療従事者に対しては、身体的、精神的負担の軽減を図ること等を目的に、防疫作業等手当の特例や、当該職員が市内の宿泊施設を利用した場合の宿泊料金を助成する制度を設けています。  また、本院においては、認定看護師によるメンタルヘルスケアの相談窓口を開設しております。  さらに、本議会において補正予算をお願いしておりますが、国が設定した新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業を活用しまして、1人当たり20万円の慰労金を給付することとしており、こうした取組により医療従事者を全面的に支援しながら、今後の新型コロナウイルス感染症のさらなる事態の長期化、次なる流行の波に備えてきたいと考えております。  以上です。 123 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 124 ◯委員(堀口達也君)   やはり今、最前線で頑張っていただいている医療従事者の方にも、様々なフォローであったり、慰労であったりというのをぜひ十分していただきたいなと思います。ありがとうございます。  続きまして、修学旅行の中止決定について質問させていただきたいと思います。  修学旅行の中止が決まった後、賛否ですね。保護者の方から本当に多くのご意見をいただきました。その中でも、校長会や学校教育委員会でも十分検討していただいての結果かと思います。ただ、子どもたちのことを第一に思うと、安心・安全を大前提に、一生の思い出となる修学旅行を何とかできる方向で模索していただきたいとの思いから以下、質問させていただきます。  中止決定後に学校や教育委員会に寄せられた保護者の声についてお聞かせください。 125 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 126 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   修学旅行の中止決定後の保護者の声につきましては、学校長や、また市教育委員会に寄せられました問合せなどによりまして、一定把握しております。  その中には、旅行先の感染拡大の状況はじめ、長時間バスなどに乗ること、サービスエリアや訪問先などで不特定多数の人々と接触すること、宿泊や入浴に伴ってマスクを外すことがあることなど修学旅行での感染リスクを心配し、中止決定に理解を示される声もありました。  また一方で、「一生に一度の思い出に残る行事であるから、ぜひとも行かせたかった」、「今の感染状況では致し方がないけれども中止は残念である」といった声も少なからずありました。 127 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 128 ◯委員(堀口達也君)   続きまして、中止決定後の子どもたちの様子についてお聞かせください。 129 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。
    130 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   決定後の子どもたちの声についてですが、これにつきましては、学校長からの話によって一定把握をしております。その中には、感染リスクへの不安から仕方がないといった声、また、担任や学校長の方から修学旅行の中止の説明を大変神妙な面持ちで聞く姿があったということ。ただ、一方で、「やっぱり最後だから行きたかった、残念だ」といった声も聞いております。 131 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 132 ◯委員(堀口達也君)   保護者の方からも子どもたちからも様々な意見があったということで、続きましての質問なんですけれども、滋賀県の感染レベルとして、今レベル1であるのに中止するのはなぜでしょうか。 133 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 134 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   市教育委員会としましては、7月に修学旅行を含めました学校行事の実施基準を策定しました。そのことを各校に周知の上、修学旅行の実施に向けて取組をそのときは進めてまいりました。  8月に入りまして、彦根市立の小・中学校校長会にて、この実施基準に基づきまして、滋賀県の感染レベルが1の場合において、学校は必要に応じて市教育委員会と相談の上、実施の有無を判断するというふうにありますので、このたび校長会の総意によりまして、中止はやむを得ないというような結論に至ったことから、市教育委員会としても中止の判断をしております。 135 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 136 ◯委員(堀口達也君)   再質問させていただきたいんですけれども、彦根市の教育委員会より7月13日に「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた学校行事の実施について」というものが出ているんですけれども、基本的な考え方として、「文部科学省および滋賀県教育委員会が示す『感染レベル』を注視しながら、感染レベルの状況に応じて、集団感染リスクへの対応を徹底し、行事の規模や内容を十分に検討したうえで学校行事を実施できるものとします」という中で、「行事を中止する場合」には、「1)学級閉鎖、学年閉鎖を含む臨時休業を行う場合は、当該学年の行事を実施しません」。その次、「2)滋賀県または訪問先において、感染レベルが〔特定(警戒)都道府県〕(レベル3)に相当する場合、行事は実施しません。3)〔感染拡大注意都道府県〕(レベル2)に相当する場合においては、学校は学校医等や彦根市教育委員会と相談のうえ実施の有無を判断します。4)1)~3)以外の場合においても、学校は必要に応じて彦根市教育委員会と相談のうえ実施の有無を判断します」ということで、そのほかにも、「旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引き」というものを確認しながら十分な対策を講じますということで、この案内にはあるんですけれども、ガイドラインでも、何とかできる方向で検討をするような形で示されているにもかかわらず、なぜそのような彦根市としての判断をしたのかということについて詳しくお聞かせください。 137 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 138 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   委員おっしゃいますように、そこのガイドライン、実施基準の中に今おっしゃったようなことが書かれております。教育委員会としましても、この基準を策定し、各校に周知する中で何とか実施できるようにという思いでおりました。  ただ、8月に入りまして、滋賀県をはじめとして全国各地で感染拡大傾向が見られるようになりまして、各校で修学旅行について早急に実施の判断を迫られるというような事態になりました。当然ながら修学旅行は学校行事であるので、各校ごとに判断するということが基本とはなるものなんですけれども、学校の活動の中でも特に印象に残る価値ある教育体験活動であると考えておりますので、市内の学校によって差異が生じることがないよう、校長会の方で協議がなされたということでございます。  その協議の中で、感染症対策を講じてもなお感染リスクがやっぱり高い活動であるということ、そして、何より児童・生徒および家族の健康と命を守ることを最優先にされるということから、大変苦渋の選択であったんですけれども、中止もやむを得ないという結論に至りまして、市教育委員会としても中止とすることを判断したということでございます。 139 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 140 ◯委員(堀口達也君)   続いての質問なんですけれども、県外で修学旅行を行うことというのは、なかなか難しいかと思うんですけれども、その中で修学旅行を、例えば県内や市内など近場で行うことはできないのでしょうか。 141 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 142 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   今ほどもご説明させていただきましたけれども、修学旅行につきましては、差異が生じないようにということから一定中止の判断をさせていただきました。この中止に伴う代替案としまして、各校において校外学習を含め学校行事の狙いを見直しまして、規模や内容ならびに指導の工夫について現在検討をしてもらっているところでございます。  学校行事として、感染症対策を講じた上で、学校外での活動も含め、創意工夫した行事に取り組んでいくよう支援してまいりたいと、教育委員会としても考えているところです。 143 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 144 ◯委員(堀口達也君)   続きまして、できる方向でということで、グループ単位での食事、入浴、施設見学などは検討したのでしょうか。  これも今回の定例会の中でも、修学旅行を中止するという中に、やはり食事であったり、入浴であったり、施設の見学などについて危険が伴う可能性があるということをおっしゃっていたかと思うんですけれども、それについての、グループ単位とかで、できる方法とかというのは検討されたのでしょうか。 145 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 146 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   グループ単位でのということで今、委員おっしゃったんですけれども、各校におきましては、修学旅行の実施に向けまして、食事の部屋の分散、また時間の調整、滞在部屋の人数調整、一部屋の人数を減らすこと、また入浴時間の調整、施設見学時のグループ編制など、感染防止策について細部にわたって検討してもらい、実施の可能性を探ってまいりました。  しかし、先ほどもお答えさせていただきましたけれども、協議時点の感染状況からは、様々な感染症対策を講じてもなお感染リスクが高い活動であるということから、そしてまた、何より児童・生徒および家族の皆さんの健康と命、これを守ることが最優先であるということから中止と判断いたしましたところでございます。 147 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 148 ◯委員(堀口達也君)   近隣他市町では、例えば長浜市さんなどは修学旅行を実施されて、浅井小学校は6年生の修学旅行を9月9日と10日の2日間で、奈良県で実施されたということでブログを上げておられます。その中でいろいろ、「安全で楽しい時間を過ごせるように、これまでの日程や行事等何度も協議し、ようやく実施につながりました」ということでブログを書かれていて、やはりその中でも、子どもたち等がすごく楽しく修学旅行に行けている様子などを見まして、何とか他市町の状況などを一度、いろいろ情報共有などをしていただいて、今回中止という決定ということで議案にも予算の方に上がってきています。この1年というのは、まだ3学期等もありますし、子どもたちの安心・安全を大前提に、もう一度できる方法というのを模索してはどうでしょうか。 149 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 150 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   繰り返しになるかもしれませんけれども、修学旅行につきましては、子どもたちにとって特に印象深く、価値ある教育体験活動であるということから、何とか実施の方向ということで基準を設け、検討してまいったところでございます。  また、その日だけではなくて、事前事後も含めました学習活動を通しまして、集団での成就感を得たり、よりよい人間関係を築いたりするなど、子どもたちの成長を狙いとして実施するものであると考えております。  これらのことを踏まえまして、先ほども説明いたしましたが、修学旅行の代替案として、各校において取り組める学校行事を検討し、その狙いをしっかりと見直しまして、規模や内容ならびに指導の工夫について現在検討をしてもらっているところです。感染症対策を講じた上で創意工夫した学校行事に取り組むことで、子どもたちの成長につなげられますように支援をしてまいりたいと考えているところです。 151 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 152 ◯委員(堀口達也君)   子どもたちのことを第一に思うと、やっぱり安心・安全を大前提に、一生の思い出となる修学旅行というのを何とかできる方向で、いろいろ、まだ時間はありますので、ぜひ検討していただければなと思います。  続きまして、ICT推進リーダーの設置についてということで、議会の中でも教育長が議会答弁で、ICT推進リーダーを小学校では若手、中学校では技術科の先生を中心に各校1人ずつ配置するとおっしゃっていましたが、その内容について詳しくお尋ねいたします。  ICT推進リーダーをどのように選定するのか教えてください。 153 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 154 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   このGIGAスクール構想の実現に向けまして、各校で、いわゆる情報教育にたけました中核となられる教員を学校長による推薦という形で選定しております。 155 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 156 ◯委員(堀口達也君)   続きまして、ICT推進リーダーへの研修や会議などをどのように考えておられるのか、詳細をお聞かせください。 157 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 158 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   ICT推進リーダーの研修につきましては、GIGAスクール構想全体の概要に係る研修をはじめとして、いわゆるドリルソフトに係る研修や学習者用端末に係る活用の研修、また授業支援ソフトに係る活用研修などを予定しております。  研修会では、端末やソフト導入業者による説明に加えまして、市教育委員会指導主事による研修の実施も併せて予定をしております。  また、研修回数が複数回にわたってしまいますことから、各校教員の負担軽減もやっぱり考慮しなければならないということから、1日の授業が終了した時間帯に、およそ1時間程度の研修を行うというふうに考えております。 159 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 160 ◯委員(堀口達也君)   再質問させていただきたいんですけれども、そのICT推進リーダーが受けた研修や勉強会の内容を基に、そのICT推進リーダーがまた各校の先生に指導なり、習ったことを共有なりするということでしょうか。 161 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 162 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   委員おっしゃいますように、一斉に全教員向けの研修ということはやっぱり不可能ですので、各校の中核となる教員に研修を行い、その者がそれぞれの学校に戻り、中心となって伝達講習という形でさらに裾野を広げていくというように考えております。 163 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 164 ◯委員(堀口達也君)   続きまして、ICT推進リーダーの役割と期待する効果についてお聞かせください。 165 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 166 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   本市教育委員会としましては、教員が長年培ってまいりました従来の教育のやり方、これからICTを活用した教育の有効性を理解しまして、ICTを日常の教育活動の中で活用していくことへの意識づけを図ることが重要となると考えております。  したがいまして、ICT推進リーダーは、GIGAスクール構想の中核教員としての意識を持ちまして、子どもたちの学び方の改革と教員の働き方改革の実現、これらを目指すために各校における教員のICT活用に向けた指導体制の構築、さらには、教員のICT活用能力の向上を図る中心的役割を担うことというふうに考えております。 167 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 168 ◯委員(堀口達也君)   子どもたちの学び方、そして教職員の働き方改革等、ICT推進リーダーを中心にぜひ進めていただきたいと思います。  続きまして、最後なんですけれども、南デイサービスセンターの公募についてです。  高齢化が進む稲枝地区では大変重要な福祉課題であります。今回の議会答弁において、南デイサービスセンターの公募について応募者が1者あったとお聞きしました。その内容について以下、質問いたします。  応募があった企業の詳細についてお聞かせください。 169 ◯委員長赤井康彦君)   介護福祉課長。 170 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   この企業につきましては、現在、既にほかの場所でデイサービス事業を行っている法人でございます。まだ指定管理者の候補者としましての選定にも入っておりませんので、応募されました企業のお立場にも配慮しまして、これ以外の詳細につきましては、現段階ではお答えの方は差し控えさせていただきたいと思います。  また、ご承知のとおり、指定管理者の指定につきましては議決をいただく必要がございますので、今後、候補者としての選定が順調に進みましたら、次の定例会に議案の方を上程させていただきまして、応募があった企業の企業名等も公表させていただくことになるかと思います。  以上でございます。 171 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 172 ◯委員(堀口達也君)   選考の段階では詳細なことというのはお聞かせいただけないということでしょうか。また、正式に決定したら、また私たちの方にお知らせいただけるということでしょうか。 173 ◯委員長赤井康彦君)   介護福祉課長。 174 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   まず指定管理者の候補者の選定をさせていただきます。これにつきましてはプロポーザル方式を採っておりますので、仮にですけれども、提案していただいた内容が適当でないと認められた場合には、指定管理者の候補者として選定ができなくなってしまいます。そういう事態に配慮しまして、現段階では詳細なことは控えさせていただきたいということでございます。  それから、議案の方には、候補者として決定しましたら、その後、次の議会に議案を提出させていただきますので、その中には企業の名前等も当然出てくるということでございます。 175 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 176 ◯委員(堀口達也君)   分かりました。理解しました。  最後の質問なんですけれども、決定した場合のスケジュールと引継ぎ等の時期などを分かる範囲で教えてください。 177 ◯委員長赤井康彦君)   介護福祉課長。 178 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   次の定例会の方には、順調に進みましたら、指定管理者の指定議案を上程する予定でございます。その議会にてお認めいただきましたら、来年の1月上旬には指定管理者の指定、これは告示を行います。事務的な手続でございます。その指定の後、引き続いて、新しい指定管理者と本市との間で施設の管理運営に関する細かな詰めの協議を行ってまいりまして、おおむね2月末をめどに協定を締結する運びとなります。  この協議と同時並行にはなりますけれども、現在の指定管理者と新しい指定管理者との間で3月末までをめどに管理業務の引継ぎを行っていただきます。この引継ぎには本市も関与してまいりますので、4月からの運営が円滑に実施されますように、しっかりと今後対応していきたいと考えております。 179 ◯委員長赤井康彦君)   堀口委員。 180 ◯委員(堀口達也君)   分かりました。ありがとうございました。  以上です。 181 ◯委員長赤井康彦君)   暫時休憩いたします。                                 午前10時43分休憩                                 午前10時54分再開 182 ◯委員長赤井康彦君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  ほかに質問はありませんか。  伊藤委員。 183 ◯委員(伊藤容子さん)   では、たくさんあるので次々にいきます。  一つ目、彦根市待機児童解消について、保育園と整備事業の進捗は。  平成31年4月では彦根市の待機児童が25人だったのが、同年10月では124人に増え、さらに令和2年4月では、県内で最も多い高島市に次いで、彦根市は56人の待機児童に膨れています。過去の待機児童解消における当局の答弁を見ていますと、令和6年までの計画期間で民間保育所などの整備や既存保育所の増築、認可外保育施設の認可施設への移行により保育定数の拡大を図ってまいる方針を立てておられます。  市区町村が策定する整備計画に基づき、国も保育所等整備交付金の活用を推進している中、当市として、民間企業、団体などから今年度新規の保育所整備に関わる事前協議をされた件数、また、その中で方針決定を伝えた件数を伺います。 184 ◯委員長赤井康彦君)   幼児課長。 185 ◯幼児課長(前川昌敏君)   令和3年度に施設整備を予定されており、令和4年4月から開園を予定されている計画に係る相談につきまして、小規模保育事業所から認可保育所への移行に係る整備が1件、それから幼保連携型認定こども園の新設が1件、あと、小規模保育事業所の新設が3件の合計5件の相談が今年度寄せられました。  そのうち3件からは事前協議書が提出されまして、協議書に基づいて来年度の予算編成に向けて課内で協議を行っているところでございます。これから来年度の予算編成作業を行いまして、どの計画に対する整備補助を予算要求していくかということ、課の方針を決めていくこととなりますが、相談者に対しましては、整備のスケジュールなど、おのおののご都合もございますことから、おおむね現時点での課の方針としまして、事前協議いただきました3件に対しましては、来年度予算要求するのかしないのか、確定ではありませんけれども、お伝えをさせていただいているところでございます。  なお、それ以外、認可外保育所の中で企業主導型保育施設の新設につきましても、今年度2件の相談をいただいているところでございます。 186 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 187 ◯委員(伊藤容子さん)   このように把握をされておりますけれども、実際に新設希望をされている民間企業や団体に対して、市はどのような対応をされているか教えてください。 188 ◯委員長赤井康彦君)   幼児課長。 189 ◯幼児課長(前川昌敏君)   新設希望の協議に対しましては、一つ、新設予定地域が決まっている場合につきましては、地域の今後の就学前の児童数の推移、それから保育利用ニーズの推移をお示しさせていただきまして、本市としまして計画を進めていただくべきか、そうではないかの回答をさせていただいているところです。  また、新設予定候補地が全く決まっていない協議に対しましては、現在、保育利用ニーズが多く、待機児童が発生している地域ですとか、今後も保育利用ニーズが継続して多く見込める地域での整備をお願いしているところです。  特に待機児童の解消につながる整備計画に対しましては、優先的に課内で予算の編成を行うこととしておりますが、最終的には既存施設の増改築や修繕等の協議も多数上がってきますことから、そういった計画とも比較し、限られた予算の中で優先順位を決めて対応しているところでございます。 190 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 191 ◯委員(伊藤容子さん)   再質問です。  先ほど、ニーズの調査をして、新設をするべきかどうかというのをお伝えしているということですが、その伝えている調査の結果について教えていただければと思います。 192 ◯委員長赤井康彦君)   幼児課長。 193 ◯幼児課長(前川昌敏君)   ニーズ調査の結果につきましては、現時点で立てています子ども・若者プランでありますとか、当課が公立園の施設整備計画を定めています。その中でのニーズをお伝えしているのと、それから、ここ近年の各園の利用申込み状況、それから小学校区ごとの就学前児童の数、今後5年ぐらいの推移を今出しておりますので、その辺りに基づいて説明をさせていただいています。 194 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。
    195 ◯委員(伊藤容子さん)   ということは、その状況だけを説明されて、特に市から新設すべきだとか、すべきでないということをお伝えしているわけではないということですか。 196 ◯委員長赤井康彦君)   幼児課長。 197 ◯幼児課長(前川昌敏君)   先ほどもお答えしましたように、そういった推移に基づいて、本市として、もし事前に計画されている地域があるということでしたら、そこが適しているのか、適していないのかというお答えまではさせていただいています。まだ整備する地域も決まっていない、とにかく彦根市内で開園したいというご相談でしたら、保育ニーズの高い地域にぜひ計画をしてほしいというお願いまではさせていただいていますけれども、市が強制できるものではありませんので、意思表示はさせていただいています。 198 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 199 ◯委員(伊藤容子さん)   では、次、もちろん対応で必要な予算がある中、既存施設の増築や定員増加など優先的な配慮も必要であります。言わば市としては待機児童解消につながる法人、企業、団体に対して、申請枠から外れた場合の企業さんに対して、今後どのようなフォローを考えているか、お答えください。 200 ◯委員長赤井康彦君)   幼児課長。 201 ◯幼児課長(前川昌敏君)   待機児童の解消につながる計画につきましては、基本的には既存施設の修繕よりも優先し、課内で予算の編成を行うこととしておりますが、新設に係る予算額は大変大きくなりますことから、例えば同時に複数の新設希望がある場合や、早急に修繕しないと園児のけがや健康被害につながる修繕等の協議も上がってきますことから、必ずしも、新設であったとしても全てが予算要求をさせていただくということにはなりません。見合わせることもございます。  ただし、本市としまして、今後の保育ニーズを見まして、必要な整備計画であると判断した場合には、その翌年度の予算も含めて、計画を1年延伸していただきたい旨の意思表示をさせていただくこともございます。  なお、本市として特段フォローということではないんですけれども、こういった整備補助の国庫補助を受けずに整備された施設につきましては、施設整備への補助を受けた施設にはない減価償却費加算というのが設けられておりまして、整備後、開園されたときの園の運営に要する給付費、そこに加算がされるというのが、国の制度の方ではフォローがされております。 202 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 203 ◯委員(伊藤容子さん)   特段、市は今回申請枠に外れたところへのフォロー、何らかのアドバイス、連携とかは考えていないということでよろしいでしょうか。 204 ◯委員長赤井康彦君)   幼児課長。 205 ◯幼児課長(前川昌敏君)   特段、今のところは考えておりません。 206 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 207 ◯委員(伊藤容子さん)   待機児童、これから彦根が、若い人たちが生産人口を増やすためにも、子どもを安心して、質が高い保育がどこでもたくさんできるということが結果的に生産人口を増やすことになりますので、財政が厳しいと思いますけれども、ぜひここの部分をフォローして、企業さんの意欲もなくさないように、促すような形で、せめて人的な、情報的なフォローでもお願いいたします。要望です。  次にいきます。GIGAスクールと校務支援システムについて。  今期から導入が決まっております校務支援システムの進捗状況と、また、新たに今期、急遽導入になったGIGAスクールのネットワークとの連携について教えてください。 208 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 209 ◯教育総務課長(前川 学君)   それでは、まず校務支援システムの進捗状況をご回答させてもらいます。  小・中学校校務支援システムの進捗状況でございますけど、令和2年7月に公募型プロポーザル選定委員会を開催し、契約業者を決定いたしました。現在は、令和3年3月からの運用開始に向けて、帳票やシステムの詳細について、学校現場の意見を聴きながら、教育委員会事務局および契約業者との間で調整を進めているところでございます。  また、GIGAスクール端末のネットワークの連携については、GIGAスクール構想での1人1台の学習用端末でございますけど、インターネットに接続することができますので、情報を主体的に収集することが可能であると考えております。  また、ネットワーク回線を通して、クラウドに接続して教員が作成した教材で学習することや、教材会社のドリル学習を行うことが可能となっております。  以上です。 210 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 211 ◯委員(伊藤容子さん)   特に校務支援システムと、このGIGAスクールはネットワーク的に連携をするとか、そういうものではないということですか。 212 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 213 ◯教育総務課長(前川 学君)   校務用のネットワークと学習用のネットワークは分離された形で、学習用のネットワークから校務の方には入れないというようなセキュリティをつくっているところでございます。 214 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 215 ◯委員(伊藤容子さん)   この校務支援システムについて再質問ですけれども、ほかの学校と教育委員会とのデータの共有とかはできるんでしょうか。 216 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 217 ◯教育総務課長(前川 学君)   一応この校務支援システムはプロポーザルさせてもらいましたけれども、ソフトによって連携とかは難しいと思いますので、同じソフトでしたら連携は可能かと思いますけれども、現時点では他市とかのそういう連携は考えておりません。 218 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 219 ◯委員(伊藤容子さん)   彦根市内では共有できるということですか。 220 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 221 ◯教育総務課長(前川 学君)   市内の小・中学校においては同じシステムですので共有は可能です。 222 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 223 ◯委員(伊藤容子さん)   次です。ICTが導入された学校現場では、個人のアカウントと個人情報の保護の整合性が問題になる可能性があります。個人情報保護のため、生徒・児童が特定できないようにすると、複数の教諭での話合い、児童の特定が困難になるため、かえって手間や間違いが生じる可能性が出てきます。このような事態を避けるために、場合によれば個人情報保護条例の改正も必要になってきます。アカウントと個人情報保護の整合性を考慮し、必要な対応は現在されているでしょうか。 224 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 225 ◯教育総務課長(前川 学君)   児童・生徒のアカウントと、それが誰であるかという情報、これは担任教員が児童・生徒の個人情報として管理していきます。学年引継ぎや複数の教員での話合いが必要な場合におきましては、状況に応じて教員間でもそれを共有いたします。ただし、学校外には公開することはいたしません。  また、個人情報保護条例におきましては、第3条において、実施機関では「個人情報の保護に関し必要な措置を講じるとともに、あらゆる施策を通じて個人情報の保護に努めなければならない」とされております。アカウント情報の管理についても、教育委員会や学校において個人情報保護条例に基づいた対策、ルールを定めて適正な利用管理に努めてまいります。  以上です。 226 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 227 ◯委員(伊藤容子さん)   導入した後、現場が混乱しないように、かえって効率が悪いようにならないように、ぜひ先手先手で、ここの部分の整備をお願いします。  次に移ります。ビズリーチ社の登録者は専門性が高い人材が多数登録されており、彦根市近郊に限らず、門戸を広げての求人は大変有意義で効果的と考えます。彦根市がアドバイスを特に必要とする業務にビズリーチでの求人についてですが、アドバイスを必要とする業務について教えてください。  また、現在、全国でGIGAスクールの導入が実施されており、人材の争奪戦も起こっているかと思います。副業ではなく正規雇用としての契約も場合によっては必要かと思います。市の見解を伺います。 228 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 229 ◯教育総務課長(前川 学君)   それでは、まずビズリーチ社で募集をしている人材にアドバイスを期待する内容でございますけれども、今回、ビズリーチ社を通して募集しておりますGIGAスクール構想推進アドバイザーへの委託業務の内容につきましては、全般的には、本市のGIGAスクール構想での整備内容や校務支援ネットワークの整備内容などを踏まえまして、学校ICT環境全体を鑑みた上で、効果的・効率的な活用方法についての提案をいただくということでございます。  特に具体的にお願いしている部分につきましては、学習者用端末やルーター等の活用ルールの策定支援、ならびにICT機器の導入におきまして教員の日常的な活用の浸透を図る方策の提案、これをいただきたいと考えているところでございます。  次に、応募状況でございますけれども、募集期間が8月26日から9月22日までで、応募者の総数は143名ございました。  なお、今回は委託業務契約を考えておりまして、アルバイトや正規雇用の雇用形態とは異なるものでございます。  正規雇用で専門性の高い人材を雇用するとなると、高額な費用が必要であると考えます。また、委員ご指摘のとおり、人材も争奪戦となっておりまして、正規ではなかなか見つからないと考えております。今後も、必要となった時点で、その必要性に応じた能力のある人材が確保できる今回のような兼業・副業枠での人材確保方法は有効であると考えております。  以上です。 230 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 231 ◯委員(伊藤容子さん)   143名も応募があったということで、よかったと思います。  採用は、いつから面談をして、いつから着任していただく予定でしょうか。 232 ◯委員長赤井康彦君)   教育総務課長。 233 ◯教育総務課長(前川 学君)   今、書類選考が終わりつつありまして、その後、一次面接、二次面接を経て、11月1日から提言をいただくというような形を取らせていただきたいと思っております。 234 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 235 ◯委員(伊藤容子さん)   ぜひ効果的に使っていただければと思います。  次、スクール・サポート・スタッフの配属について。  今期より配属になったスクール・サポート・スタッフですが、業務内容と現時点の効果について教えてください。 236 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 237 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   まず、業務内容につきましてお答えいたします。  業務内容につきましては、大きく四つございます。一つ目は印刷・仕分け業務、二つ目は教員の業務のサポート、三つ目は来客対応や電話対応、四つ目は採点業務の補助でございます。特に二つ目に申しました教員の業務のサポートにつきましては、例えば年度初めの入学式の準備補助、検尿容器等の仕分け、学校図書のラベルの貼替えや机・椅子の高さの調節、校内清掃や消毒など多岐にわたっております。  次に、その効果につきましては、スクール・サポート・スタッフがこういった業務を担当することによりまして、教員が放課後の時間を、例えば教材研究やプリント点検、学年での話合いなどの時間を確保することができまして、教員の業務軽減につながっているものと考えております。 238 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 239 ◯委員(伊藤容子さん)   新型コロナ対応として新たに配属されることになったスクール・サポート・スタッフの業務の内容についても教えてください。 240 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 241 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   この8月から配属いたしました緊急スクール・サポート・スタッフの業務内容につきましては、先ほど述べました業務のほかに、新型コロナウイルス感染症対策の強化を図るための分散登校の誘導・案内、教室や特別教室の消毒業務、家庭学習や家庭への連絡資料の準備印刷・調合などの業務がございます。 242 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 243 ◯委員(伊藤容子さん)   再質問です。  4月からの方と新たに8月から採用された方とは業務は同じということでよろしいですか。 244 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 245 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   大きくは異なってございません。 246 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 247 ◯委員(伊藤容子さん)   またどうぞよろしくお願いします。  次、教諭等の標準的な職務の明確化に係る学校管理規則参考例等の送付について。  これは教師の働き方改革とも言われ、文部科学省が教諭の業務範囲を明確化した、ある意味とても画期的な内容の通知が7月に出されております。文部科学省は教育委員会に運用の実施をお願いしております。市の見解と今後の対応を教えてください。 248 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 249 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   委員おっしゃった、今回の通知におきましては、教諭等の標準的な職務の明確化が示されまして、例えば学校の業務であるものの、必ずしも教諭等が担う必要がない業務としまして、一つ、調査・統計等への回答に係る対応に関すること、二つ目に児童・生徒の休み時間における対応に関すること、三つ目に校内清掃に係る対応に関すること、四つ目、部活動に係る対応に関することと示されましたように、働き方改革を進めていく上でも大きな意味があると考えております。  実際の具体的な役割分担につきましては、地域や学校の実情に応じて適切に実施していくべきものと考えております。今後、県の動向を見ながら、職務についての整理や精選について研究をしてまいりたいと考えております。 250 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 251 ◯委員(伊藤容子さん)   先ほど説明があったように、業務内容を明確化することで、例えば業務対象外とされた放課後の部活動の指導などは外部の人材の活用が求められると思います。今後、様々な教育現場で外部人材の登用が、この通知からは求められていると考えますが、既に外部人材を活用する具体的な取組はあるのでしょうか。また、今後の対応についての市の見解を教えてください。 252 ◯委員長赤井康彦君)   保健体育課長。 253 ◯保健体育課長(山内徹好君)   保健体育課から中学校の部活動における外部人材の活用について、現状と今後の対応をお答えいたします。  教員の代わりに部活動の指導等が可能な部活動指導員を現在5名、教員と共に部活動の指導に当たり、スポーツの技能や専門的知識についての指導を行うスポーツエキスパートを4名、合わせて9名の外部人材を活用しております。部活動におけるこれらの取組は、教員の負担軽減に大変有効であると考えております。  今後のさらなる外部人材活用については、国や県の動向を見ながら研究していきたいと考えております。 254 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 255 ◯委員(伊藤容子さん)   これからの学校現場で様々な専門的な知識とか、あとは人材、先生の働き方改革推進のためにも必要とされております。ぜひ人材バンク等を彦根市教育委員会でもつくるなり、今後、様々な人たちの力を借りるという具体的取組を考えていただければと思います。  次です。同じく、事務職員に対しても同じような通知が7月に出ております。事務職員の専門性を生かして、事務職員が積極的に学校運営に参画する事例としては、既に幾つかのところで実例があります。これまでの事務職員ではなく、新たな活用が今、求められております。市の見解と今後の対応を伺います。 256 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 257 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   今回の通知におきまして、事務職員の標準的な職務が例示されるとともに、事務職員が専門職として校務運営へ積極的に参画することが求められるなど、学校事務の重要性が増しているものと考えております。  ご指摘の先進事例につきましては、その取組について研究していくことが必要ではありますが、一方で、事務職員への過度な負担とならないよう体制づくりも考えていく必要があると考えております。今後は、県の動向も見ながら、事務職員の職務について研究してまいりたいと考えております。 258 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 259 ◯委員(伊藤容子さん)   多分、私が思うには、今いる人材をさらに活用すると。ご負担がないように、専門性を高めるために支援をするということで、これらの通知があると思いますので、また新たに今後検討していただければと思います。  次にいきます。新図書館の候補地選定について。  図書館の建設は多くの市民が関心を持ち、また期待もされています。候補地選定には広く市民の声を反映するような手法が必要と思います。選定委員会には、多くの新たな市民も参加でき、市民の幅広い声を反映する、「私たちの図書館」と共感を得る仕組みが必要と思います。委員会への幅広い市民の参加について市の見解を伺います。 260 ◯委員長赤井康彦君)   図書館長。 261 ◯図書館長(北村 清君)   まず、候補地選定委員会の設置目的でございますけれども、彦根市図書館整備基本計画に基づきまして、その候補地の選定のための答申を行うこととしております。  中央館の整備場所につきましては、先ほどの計画におきまして、市の中央部にございまして、JR沿線の駅に近く、道路網が整備されたところが望ましく、立地とか用地取得の観点で判断しまして、河瀬学区、亀山学区が条件のそろった望ましい場所とされております。
     このように、おおまかな条件が既に示された中で適地を選考するものでありますことから、用地選定に当たっては、本会議での長崎議員のご質問にもお答えいたしましたとおりですが、この基本計画に基づきまして、農地法その他の法律とか、市の総合計画、土地利用計画との整合性、交通の利便性や周辺環境との調和、将来にわたる地域のまちづくりへの寄与、地域住民の理解度・協力度、経済性などを勘案する必要があると考えております。  このように、どちらかといえば、行政でありますとか、社会教育に関わる議論になることが想定されますので、それらの関係者によって、コンサルタント業者の調査結果に基づきましてご議論をいただき、答申を得たいと考えております。  市民の代表について一般公募までは考えておりませんが、利用者であり、図書や読書の関係ボランティア団体にも関わっている方、お二人に参画していただく予定でありますので、市民の意見を反映できるものと考えております。  以上でございます。 262 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 263 ◯委員(伊藤容子さん)   再質問です。  社会教育関係に関する建物ということで特に多くの市民の参加を考えていないということですが、利用するのは市民であります。市民が大変期待をされている建物です。多くの市民の方の声を反映する、今、関係団体、ボランティア団体の方が二人いますけれども、公募をして新しく、いろいろな世代の方の声を拾い上げるということも必要かと思います。もう一度見解を伺います。 264 ◯委員長赤井康彦君)   図書館長。 265 ◯図書館長(北村 清君)   先ほどご答弁させていただきました部分と重なりますけれども、本市が平成29年3月に策定いたしました彦根市図書館整備基本計画、こちらが現在、基になっておりますけれども、その計画の策定過程におきましては、当然ながら計画の策定に当たっては、いろんな方のご意見もお聴きし、またパブリック・コメント等も行いながら、この計画の策定に至ったということが背景にございますので、今回の用地選定ということの、ある程度限定された委員会の中身とはちょっと異なるものと考えておりますので、今回につきましては、そのような判断をさせていただいたということでございます。 266 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 267 ◯委員(伊藤容子さん)   パブリック・コメントを行った基本計画と今回の用地選定というのは、また全然別の話でありますので、また新たに市民の声を公募なりで聴くべきかと思います。もう一度見解を伺います。 268 ◯委員長赤井康彦君)   図書館長。 269 ◯図書館長(北村 清君)   候補地選定委員会につきましては、当然、会議の傍聴をしていただくように、まず考えておりますのと、あわせまして、会議の内容につきましてもホームページ等で公表もしていきまして、会議の内容自体の透明性であるとか、公平性の確保にも努めてまいりたいと考えておりますので、そういったことも併せて、そういった反響も、こちらとしても把握しながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 270 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 271 ◯委員(伊藤容子さん)   一度決まったものを覆すというのは、なかなかできないと考えてもいいぐらいのものなので、市民のための、市民の皆さんが楽しみに待っている施設であります。いま一度、市民を公募で選ぶような、そこの委員として加わるようなことを考えていただきたいと。最初の段階で一部の人で決めてしまったということではなく、多くの市民の皆さんの意見を反映するというふうに胸を張って言えるような選定方法にしてもらいたいと思います。  次です。市民の意見を広く聴くための工夫はどのように考えておりますか。 272 ◯委員長赤井康彦君)   図書館長。 273 ◯図書館長(北村 清君)   今ほども答弁させていただきましたことと関連いたしますけれども、市民のご意見を広く募るという部分におきましては、今は用地の選定段階ではございますけれども、どちらかと申し上げますと、建物を整備していくという時期の中でというか、建物の整備をするという中身につきまして、ご意見を広くお聴きすることにつきまして、今後、他の施設等の事例も参考としながら研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 274 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 275 ◯委員(伊藤容子さん)   建物では広く意見を聴くけれども、土地では聴かないというのは、すごく納得できないところでございます。ぜひもう一度考え直していただきたいと思います。  次に移ります。不登校児への対応について。  家庭教育支援員について、今期より2か所のモデル地域で家庭教育支援員が配属されていますが、選考方法と業務内容、そして効果について教えてください。 276 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課主幹。 277 ◯生涯学習課主幹(磯崎久和君)   家庭教育支援事業の家庭教育支援員の選考方法についてでございますが、学校と教育委員会とで、またスーパーバイザーの方からのご助言もいただいて、地域にお住まいの方でこの事業の趣旨に合う方を選考し、元教員の方々に家庭教育支援員をお願いして事業をスタートいたしまして、ご支援をいただいているところでございます。  次に、支援員の業務内容につきましてでございますが、支援が必要な家庭への家庭訪問をしていただいたり、その保護者が学校に来られた際の声かけ、また相談を主な業務としていただいております。また、不登校傾向のある子どもたちの登校支援ですとか、登校してきたときの見守り、話し相手といった支援もしていただいております。  三つ目の効果についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響で5月末まで臨時休業となっていたことですとか、感染防止のために家庭訪問をその時期、控えていましたことから、保護者や児童への支援は6月からということになりました。まだあまり期間がたっておりませんので、ご説明できるような効果が出ているかというと十分ではないと思いますし、また、具体的な内容となりますと個人が特定されるので、お答えが難しいのですけれども、例えば支援員がおうちへお迎えに行くことで、登校できない日もあるんですけれども、支援員と一緒に登校できる日が増えてきたということですとか、不登校傾向で6月からの臨時休業明けの登校ができるかということを心配していたんですけれども、支援員がおうちやその子どもに声をかけたこともあってか、その後、ほぼ休まずに登校できているということ。  また、保護者と支援員、そしてスクールソーシャルワーカーの3人で話をする中で、保護者が子どもの見方とか関わり方のヒントを得ることができまして、「また次、お話ししたいわ」ということで、おっしゃっているということ、そういう変化といいますか、効果があるということを学校の方から伺っております。  また、効果ということではないんですけれども、学校での子どもの様子や頑張りを保護者にメッセージカードというような形でお伝えしている事例もあります。現段階でそのメッセージカードがどういう効果があったということは、なかなか分からないんですけれども、こういう取組も保護者の安心につながっているのではないかなと思っております。  以上です。 278 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 279 ◯委員(伊藤容子さん)   ぜひどんどん増やしていただければと。非常にいい取組かと思いました。  次、不登校児については、中学校卒業後こそ、社会との接点の維持という観点からも、学校が何らかの形で卒業後も関わる必要があると思います。学校は大学検定の資格取得を支援し、具体的に生きる力を応援する必要性、重要性があると思います。市の見解を伺います。 280 ◯委員長赤井康彦君)   子ども・若者課長。 281 ◯子ども・若者課長(速田智之君)   中学校卒業後の不登校児への対応につきまして、まずは相談や支援の場が教育分野から福祉分野へ移ることから、両分野が連携して、つなぎをしっかりとすること、そして、引き籠もりがちな子どもや家族が相談機関、本市では、子ども未来部では、あすくる彦根であるとか、あるいは子ども・若者総合相談センターであるとか、発達支援センターなどの相談機関とつながるようにすること。その後、本人や家族の安心できる居場所や、やりたいことを一緒に探すことから取り組んでいく必要があると考えております。  どの子どもにとりましても、学びは大切なことでございますから、不登校など、引き籠もりがちな子どもたちが、まずはどこかとつながる。そこから一歩を踏み出す。少しずつではございますが、ステップアップしていき、本人が大学に進学をしたい、または働きたいとなったときに、高等学校卒業程度認定試験制度があることの情報提供や、そのときに必要な支援をするといったことになるかと考えております。  委員ご提案の長期不登校生徒の高卒認定の取得への支援は、子どもや少年たちの選択肢の幅が広がることから重要な要素と考えておりますが、現時点では相談から一歩前進できる支援を、何より社会あるいは学校とのつながりを絶やさないための対応を重点的に取り組む必要があると考えております。 282 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 283 ◯委員(伊藤容子さん)   先ほどお話あった、卒業の段階で教育から福祉に移るということですが、ここの段階でどのような横の連携、部を超えた連携をされているんでしょうか。 284 ◯委員長赤井康彦君)   子ども未来部次長。 285 ◯子ども未来部次長(速田智之君)   先ほどの教育分野と福祉分野の連携についてでございますが、当然、小・中学校から連携はございまして、その時点で中学校を卒業すると同時に全て途絶えてしまうということではなくて、引継ぎといいますか、例えばあすくる彦根ですと、不登校児あるいは非行問題を抱える子どもたちの不登校に対して、様々な生活支援プログラムであるとか、就学支援プログラムを実施しております。  現時点では、全ての小学校、中学校の不登校児の方が福祉の分野につながるということがございませんが、今後、そのような、うまく連携を取れるような体制の構築を考えていきたいとは思っております。  以上です。 286 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 287 ◯委員(伊藤容子さん)   以前も申し上げましたが、不登校児への対応というのは、福祉よりも何よりも学校だと、教育現場だと、教育委員会だと思っております。学校を卒業するまでは福祉ではなく、教育現場、教育委員会の方で全てやるんだというぐらいの気構えで、ぜひやっていただければと思います。  次です。不登校児の居場所について。  たくさん市内にあることが望ましいことは明らかです。新たな不登校の居場所づくりを実践しようとする方を支援することは、不登校児の支援をすることにもなります。新たに不登校の居場所づくりにチャレンジする人々を支援することは、まちの活性化にも、また人々の幸せにもつながります。市はそのような新たに居場所をつくろうとする人に対して、どのような支援をしていますか。また、する必要があると思いますか。見解を伺います。 288 ◯委員長赤井康彦君)   学校支援・人権・いじめ対策課長。 289 ◯学校支援・人権・いじめ対策課長(塚本幹雄君)   不登校児童・生徒の中には、社会的な自立に向け、学校外の施設において相談・指導を受けている子どもがいます。そのような子どもたち一人ひとりが安心して過ごせる居場所として、彦根市教育研究所のオアシス以外の民間施設が近年増えていることは把握しており、不登校児童・生徒への効果的な支援であると考えております。  市としまして、そのような民間施設を運営されている方々を支援することは法律上難しいですが、子どもたちが一定の要件を満たす民間施設へ通所した場合には、学校は、その学習状況について把握して評価するとともに、指導要録上の出席扱いとするなど、社会的自立に向けて、学校と民間施設が連携した不登校児童・生徒への支援を行っております。  以上です。 290 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 291 ◯委員(伊藤容子さん)   新たに開設された方が、まずは知られないと保護者の方、不登校の方に使っていただけないということで、資金的な支援ではなくて、お知らせを皆さんにしてあげるとか、チラシを配るとか、そういうことは考えていらっしゃいませんでしょうか。 292 ◯委員長赤井康彦君)   学校支援・人権・いじめ対策課長。 293 ◯学校支援・人権・いじめ対策課長(塚本幹雄君)   教育委員会といたしまして、積極的に広報することはできませんが、不登校児童・生徒の保護者から個人的に民間施設等への相談を受けた場合については、紹介するということはさせていただきます。 294 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 295 ◯委員(伊藤容子さん)   ぜひ積極的な相談の手前ぐらいで、何らかでお伝えするような形にしていただければ。広く知っていただいて、少しでも保護者の方が救われる、相談するところが多いところが幸せにつながると思いますので、ぜひ何らかの形でお伝えするような方向で考えていただければと思います。  次です。生涯学習について。  現在、全世代型生涯学習が求められていると思います。高齢者にとっては、生涯学習の場は人との出会いの場にもなります。また、働く世代には、新たな知識を身につけ、起業したりと自分の可能性を広げる場所にもなります。彦根市は生涯学習教育をもっと提供するべきと思いますが、市の見解を伺います。 296 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 297 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   本市の生涯学習施策といたしましては、市民の学習ニーズに応じた学習機会の確保と充実に努めるとともに、市民がその成果を生かし、地域でより主体的、積極的に活動できる環境づくりに努めているところでございます。  その主な取組といたしましては、市内に8か所あります地区公民館を地域に根差した拠点施設として学習の場や機会を提供するとともに、市民の学習ニーズに応じた学習内容の充実を図るなど、公民館機能の充実に努めているところでございます。  また、現在、生涯学習施策として行っております各公民館での各種講座等におきましては、主には人権学習や生きがいづくり、健康維持、環境学習、地域活動、ボランティア、男女共同参画など社会経済情勢の変化や地域の歴史や文化、伝統などについて学ぶことにより、地域での役割や生きがいを発見・充実したり、高齢者にとっての出会いの場、潤いのある豊かな生活につなげていただくことを中心に取り組んでいるところでございますので、ご理解をお願いいたします。 298 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 299 ◯委員(伊藤容子さん)   ある意味、公民館に任せているというふうにも聞こえてくるんですけれども、生涯学習課として、公民館単位の地域ではなく、彦根市民全体に対しての生涯学習の提供というのを考えていないでしょうか。 300 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 301 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   今、答弁させていただきましたとおり、各地区公民館での取組はありますが、地域をベースに、これが彦根市全体ということで、まず社会教育施設である地区公民館を十分に有効活用しながら、生涯学習の充実に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 302 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 303 ◯委員(伊藤容子さん)   地域の目から見ますと、公民館に全ての人が、地域の方が行くかというと、行かれているわけではございません。地域の人は公民館で学べという以外に、たくさんの選択肢を提供するべきかと思います。もう一度見解を伺います。 304 ◯委員長赤井康彦君)   生涯学習課長。 305 ◯生涯学習課長久保田雄介君)   委員おっしゃいますように、もっと幅広く、あらゆる分野において、例えば市全体として、行政が生涯学習事業として展開できれば、それだけ市民の学習機会が増えることは確かであるとは思いますが、現在のところは、先ほど申し上げましたとおり、まずは本市の社会教育施設としての彦根市の公民館が市内に8か所ございますので、その機能を十分に有効活用しながら生涯学習の充実に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 306 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 307 ◯委員(伊藤容子さん)   あくまでも公民館単位で提供するというお話でしたけれども、そういう意味では、生涯学習課という名前は公民館課という形で名前を変えたらいいのではないかと思います。ぜひこれからの彦根をつくっていく生涯学習、多くの人が一人でも学ぶ環境をつくるべきだと思います。生涯学習課の名前、このとおりで恥じないように、この意味をもう一度考えて、今後事業に当たっていただければと思います。  次、ランリュックの導入について。  ランリュックは軽くて丈夫で安価でございます。暑さ対策だけでなく、子どもたちの持ち物によっても経済的な差が出ない多くのメリットがあります。猛暑が続く中、ランリュックの導入が子どもたちの負担を軽くするのに有効かと思いますが、市の見解を伺います。 308 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 309 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   現在、市内小学校17校におきまして、8校がランドセル、9校がランリュックを採用しております。ランドセル、ランリュックのみならず、制服や制帽など、子どもたちが身につけるものには学校の象徴のような意味合いもあります。学校や保護者、地域の方の思いが反映される必要があると考えております。ランリュックを含めて、子どもたちが身につけるものの使用につきましては、保護者、地域の方々や学校関係者で、時には児童・生徒の意見も酌み取りながら十分協議していただき、学校ごとに決めていただくものと考えております。 310 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 311 ◯委員(伊藤容子さん)   この猛暑の中、ランリュックを導入する学校が、彦根ではないですけれども、他地域で出てきているという動きもニュースで見ました。またぜひ彦根でも検討していただければと思います。  次、新型コロナウイルス特別定額給付金の申請促進活動と福祉の連携について。  今回の特別給付金の申請率は99%以上と非常に高く、市の職員が一人ひとり、汗を流して訪問された結果かと思います。このような試みの中、いろいろな現場に行かれたかと思いますが、福祉の支援対象者に出会ったりすることはなかったでしょうか。福祉への連携につながったケースなどはあるのでしょうか。現状を教えてください。 312 ◯委員長赤井康彦君)   医療福祉推進課長。 313 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   新型コロナウイルス特別定額給付金が未支給のため訪問された未申請者のうち、何らかの支援が必要であろうと思われる高齢者は2件ございました。この方々は、高齢者の総合相談窓口でございます地域包括支援センターなどにつなげて、本人に直接お会いし、お話をお伺いすることで申請につながったということがございました。 314 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 315 ◯委員(伊藤容子さん)   ぜひこの2人のケース、意外に少ないなという気はしましたけれども、どのような方が、情報とか、漏れているか、また、こういうところをすくっていくような施策、これからまた今後につなげていただければと思います。ありがとうございます。  次、高齢者介護予防講座推進事業について。  現在、健康寿命を延ばすということで彦根市も取り組んでおりますが、本事業についての位置づけを教えてください。 316 ◯委員長赤井康彦君)   医療福祉推進課長。 317 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   高齢者介護予防講座推進事業は、介護予防・日常生活支援総合事業のうちの一般介護予防に位置づけております。この事業は、65歳以上の高齢者が市内のスポーツ施設等を利用したときの費用の一部を助成するものでございます。昨年度は287人の申請がございました。  この事業は筋力の向上と生活習慣病の予防が図れること、高齢者が運動を始めるきっかけになり、適度な運動を継続して行う習慣が身につけられることを目的としているところでございます。  以上です。 318 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 319 ◯委員(伊藤容子さん)   健康延伸を支援する動きとは逆となる、今年から助成金を3,000円から1,000円に突然削減する運用をされておりますが、市民の納得を得ておりません。助成金削減の経緯を教えてください。 320 ◯委員長赤井康彦君)   医療福祉推進課長。 321 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   この事業は、平成16年度より16年間にわたりまして、厚生労働省から認定を受けました市内のスポーツ施設をご利用された方の費用の一部を助成してまいりました。その当時から比べますと、高齢者の方々の趣味趣向も広がってきております。さらには、健康推進のために自らに適した取組をされている方も増えてきております。高齢者を取り巻く環境は大きく変化してきております。  また、本市では、平成23年度に、ご当地体操であります金亀体操を作成しまして、地域の金亀体操グループを増やしていく取組を進めてまいりましたことから、スポーツ施設以外にも身近な地域で介護予防に向けた集まりの場が増えているところでございます。  このことから、今年度から初めて助成額を減額させていただきましたが、対象となるスポーツ施設の方にもご説明させていただきまして、一定のご理解をいただいたところでございます。  以上です。 322 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 323 ◯委員(伊藤容子さん)   なぜ昨年の3,000円から1,000円に一気に減額したのか、理由と今後の対応を教えてください。枠配分のため、ほかの支援策を優先したのか。優先した事業があれば、その事業も教えてください。
    324 ◯委員長赤井康彦君)   医療福祉推進課長。 325 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   減額の理由は、さきにお答えしましたとおりでございますが、開始してから、16年前と高齢者の趣味趣向や生活スタイルは変化してきており、一定の助成がなくとも、健康増進のため自らに適した取組をされている方も増えてきております。このことから、今後は助成に重点を置いた支援ではなく、地域の活動も含めた介護予防の場を増やしていくことに重点を置いた支援をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  なお、今後の対応につきましては、この助成事業をきっかけにして、体を動かすことによる健康づくりへの意識づけをさらに定着させていく必要があると考えていますことから、引き続き事業を継続してまいりたいと考えております。  以上です。 326 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 327 ◯委員(伊藤容子さん)   ありがとうございました。  次、来期より準備をされている保健と介護分野の融合について、取組概要と目標設定について教えてください。 328 ◯委員長赤井康彦君)   医療福祉推進課長。 329 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   保健と介護分野の融合について、ただいまご質問をいただきました。  このことにつきましては、複数の慢性疾患を持ち、認知機能や社会的つながりの低下など、心身の機能が低下し、要介護状態になる可能性が高く、生活習慣病の重症化が懸念される75歳以上の後期高齢者に対しまして、国の方では高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施が新たに示されたところでございます。  支援の内容につきましては、健康状態が不明な高齢者の状態を把握することで、低栄養の防止や生活習慣病等の重症化予防に向けて必要なサービスへとつなげていく個別的支援、いわゆるハイリスクアプローチと、高齢者の通いの場に出向いて健康教育、健康相談を行うことで、医療への受診勧奨や介護サービスの利用勧奨が必要な高齢者に積極的に関与していくポピュレーションアプローチ、これを併せて実施していくこととされております。  現在では彦根市の健康課題や社会資源などを把握して分析し、どのような取組を行うことができるのかを関係の担当課と協議を行っているところでございます。また、他市町の動向も注視しながら、実施に向けた取組を今進めているところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 330 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 331 ◯委員(伊藤容子さん)   75歳以上ということでしたが、全ての世代、健康延伸のため、予防のために、また医療費削減、また介護保険の財源的な削減のためにも、ぜひ予防には力を入れていただけたらと思います。  次に移ります。オアシスが中央町仮庁舎に移転することについて。  オアシスに通う不登校児が、商店街の真ん中にあるこの本庁舎の建物で居心地よく、ゆったりと過ごせるのか疑問に感じます。福祉センターとか、ほかの市の施設など、人と出会う場が多くない場所で、子どもたちが本人のペースでゆっくりと過ごせる場所、環境が必要かと思います。あくまでも児童・生徒を優先に場所の選定をすべきと思いますが、市の見解を伺います。 332 ◯委員長赤井康彦君)   教育研究所次長。 333 ◯教育研究所次長(谷村忠司君)   適用指導教室オアシスは教育研究所が行っており、学校に行きたくても行けない小・中学生のために、指導員が子どもと一緒に活動しながら学校復帰を目指して活動しております。  その教育研究所では、オアシス以外にも子どもや保護者、教員等への教育相談事業、教職員の資質向上のための事業を行っております。  このたびの移転先には、オアシスに通室した子どもの個に応じた指導や集団で活動するための活動室、また保護者との相談室、活動のための様々な備品や書籍のスペースとともに、教職員によるこれまでの調査研究に係る書物や教科書等の保管場所等、一定の広さが必要となります。そのため、教育研究所全般の業務を継続して遂行できるよう中央町仮庁舎への移転に向けて環境整備を進めているところでございます。  教育研究所の全般的な業務をさらに充実させ、また、オアシスに通室する子どもにとって中央町仮庁舎が居心地のよい場所となりますよう今後も努めてまいりたいと考えております。 334 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 335 ◯委員(伊藤容子さん)   オアシスがこちらに移るということは、あくまでも大人の事情といいますか、子どもを優先にということではなかったということは今の説明を聞いて思うんですが、ここに移動せざるを得ないのであれば、子どもたちの意見とか、どうすればいいか、ぜひ子ども中心の目線で考えて、環境を整えていただければと思います。  次です。福祉施設災害時の避難対応について。  以前より、実行性の高い避難ができるために、関係機関の話合いが福祉機関から求められております。進捗状況と今後の対応について教えてください。 336 ◯委員長赤井康彦君)   社会福祉課長。 337 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   6月定例会の福祉病院教育常任委員会において福祉避難場所についてのご質問をいただいた後、協定締結をしております事業者の皆様へ開設についての不安な点や質問事項についてアンケート調査を行いました。現在、回答いただいた内容について取りまとめ等を行っているところでございます。  今後、いただいた内容等について関係部署と検討・協議をし、その後、質問の回答や必要に合わせ開設運営マニュアル等の修正を行い、協定事業者の方々へお示しするとともに、より実行性の高い運用の確保につなげるよう取り組んでまいりたいと考えております。 338 ◯委員長赤井康彦君)   伊藤委員。 339 ◯委員(伊藤容子さん)   コロナの中で、さらにどうなるんだろうかと不安に思われております。ぜひ話合いも含めて、今後も市が一緒になって考えていただければと思います。ありがとうございました。 340 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質問ございませんか。  小川委員。 341 ◯委員(小川吉則君)   小川でございます。よろしくお願いいたします。私の方は1点お聞きをいたします。福祉の介護人材の確保についてでございます。  新聞によりますと、厚生労働省が全国の介護現場に復帰する経験者に対して最大40万円を貸し付ける再就職貸付制度という方針を固めたと。これが6月15日付の福祉新聞に掲載されておりました。これは、2年間継続して介護の仕事を続ければ返済が免除されるというものであります。これは国の令和2年度第二次補正予算にて実施をされるとお聞きしています。これを受けるには一定の条件はありますけれども、いわゆる即戦力の人材が現場復帰する一つのきっかけになればと期待をするものであります。  新聞によりますと、実施主体は都道府県などだそうですが、ぜひとも市は、この制度を活用して、市内介護事業者の人材確保に役立ててはいかがかなと思いまして、お考えを聞きたい。また、この制度自体の積極的な広報を、皆さんに知ってもらうことが必要だと思いますので、その広報について何かお考えでしょうか、お聞きいたします。 342 ◯委員長赤井康彦君)   介護福祉課長。 343 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   ご質問の制度につきましては、介護人材が再就職する際に必要となります準備金の貸付事業でございます。この事業の実施主体につきましては、滋賀県では社会福祉法人滋賀県社会福祉協議会が担われております。ご指摘のとおり、今年度の国の第二次補正予算に伴いまして、この6月に制度改正がございました。従来の貸付けの限度額が20万円から40万円に拡充されたものでございます。  本市といたしましては、人材確保に向けた取組には、ご指摘のとおり、こうした滋賀県社会福祉協議会をはじめ、関係機関の事業の活用も有効であると考えております。  また、広報の関係でございます。制度改正がございまして、7月7日付で事業主体の滋賀県社会福祉協議会から県内の全ての介護事業所宛てに本件に係る案内が送付されております。その3日後、10日には、滋賀県社会福祉協議会から市町に対しまして事業の案内がありましたので、本市としましても、この機会を捉えまして、すぐに本市が指定しています介護サービス事業所宛てに、滋賀県社会福祉協議会からの案内とは重複はしますけれども、周知を図りました。さらに市のホームページにも掲載いたしまして、滋賀県社会福祉協議会のホームページとのリンクも貼らせていただきまして、周知には努めているところでございます。  現段階では、事業主体の滋賀県社会福祉協議会をはじめ、市町において一定の周知が図れていると考えておりますので、申込みの動向を注視してまいりたいと考えております。 344 ◯委員長赤井康彦君)   小川委員。 345 ◯委員(小川吉則君)   介護事業所に通知をしていただけるというのは大変いいことだと思いますけれども、他機関との連携ですね。例えば、最近は民間の職業紹介所もありますけれども、やはり公共職業安定所が一つはまだあります。その公共職業安定所と連携をして、公共職業安定所にこういう制度がありますよということを知らしめるとか、そういうことはお考えではないでしょうか。 346 ◯委員長赤井康彦君)   介護福祉課長。 347 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   人材のマッチング事業をやっておりまして、その中でもハローワークさんにも参加していただいておりますので、今後もまた会議の機会もございますし、そういった機会も活用しながら情報提供はしていきまして、協力は求めたいなとは考えております。 348 ◯委員長赤井康彦君)   小川委員。 349 ◯委員(小川吉則君)   これは2016年度から開始されている制度のようですが、上限を20万円から40万円に一律に引き上げていただいて手厚くしていただけたということですので、2018年度の貸付実績は596人だということで、全国的に見たら決して多い数ではないんでしょうけれども、それでも人材不足が深刻な介護現場、一人でもこういう制度で再就職してくださる方がいれば大変ありがたいことだと思いますので、市の方も積極的にこの制度を活用して、PRに努めていただきたいと思います。  以上です。 350 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質問ございませんか。  角井委員。 351 ◯委員(角井英明君)   3点質問をします。  一つ目です。カリキュラム・マネジメントについてです。  このことは僕、6月に、ある学校長から初めて聞いたんですけど、コロナで授業ができなくなった期間があったので、教材の重点化を図るということで、「ああ、いいことやな」と思って聞かせてもらっていました。9月に同じ学校長にお会いしたんですけど、これは印象なんですけど、カリキュラム・マネジメントという言葉がなかったかのように思ったので、これ、重点化することによって教師や子どもの負担を軽減するものなので、9月の時点というか、2学期になって、どういった学校の状態になっているのか教えてください。 352 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 353 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   今回、一斉臨時休業によりまして学習時間が短くなったことに対して、子どもたちの学びを保障することが最も重要だと考えております。  本市におきましては、夏季休業期間の短縮により、各校にて授業時間を確保しますとともに、新たに年間の指導計画を見直しました6月以降の学習計画に基づきまして、計画どおり学習を進めていただいているところです。  また、コロナ禍での新しい生活様式の実践もあり、子どもたちの精神的負担も考慮するため、子どもの状態をよく観察し、学習の重点化を図りながら、分かりやすい授業の工夫に努めるよう各校に指導をしているところでございます。 354 ◯委員長赤井康彦君)   角井委員。 355 ◯委員(角井英明君)   それで、大阪教育文化センターというところのホームページを見たら、早い時点で、例えば教科書会社が、そういう授業の削減案とかもちゃんと出していて、そういうのを参考にして重点化をやっていったら、夏休みとか冬休みを短縮、7時間授業とか、そういったことをしなくても十分、教えなければならないことはちゃんと教えることができるというのがあって、ちょっと驚きました。そういうことも知らない学校関係の人、僕なんかも全然知らなかったんですけど、そういうことを各学校に、こういう方法がありますよとか、そういうことも知らせることは教育委員会の仕事というか、任務と違うのかなと思ったので、そのことに対する見解を教えてください。 356 ◯委員長赤井康彦君)   学校教育課長。 357 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   委員おっしゃいますように、ホームページ等を通じて教科書会社が示している新たな計画もございます。それらも含めまして教育委員会の方から周知はしているところでございます。  このカリキュラム・マネジメントで重点教材を明確にすることで、子どもたちと教師の負担軽減を図りながら、学習内容の遅れの補てんも行っていきます。あわせて、子どもたちの学習状況や学習内容の理解度に応じました指導を行うことで、子どもたちが安心して学べるよう配慮することも大変重要だと考えております。  そこで、夏季休業、冬季休業期間を短縮することによりまして学習時間を一定確保すること、また、各教員が子どもの学習状況を丁寧に見取り、必要に応じて個別の支援を行うことなど、子どもたちの学びの保障に努めますように、校長会や教務主任会を通じまして各校に指導をしているところでございます。  また、学習指導員をはじめとしまして支援員やサポーター、これらの配置を行うことによりまして、子どもたちへの個別の補習や教員が子どもとしっかり向き合う、そのような時間をつくれるように現在努めているところでございます。 358 ◯委員長赤井康彦君)   角井委員。 359 ◯委員(角井英明君)   各校で今後、カリキュラム・マネジメントをすることが教師にとってはすごい勉強になるのかなと思って、これはぜひやってほしいなと思うんですけど、そのためには、そういうことを考えたり、相談したり、時間的な保障が大事だなと思うんです。ベテランの先生と若い先生が一緒になって、このカリキュラム・マネジメントについて話し合うということが、教育長がいつもおっしゃっている同僚性、そういうのを高めることにもなりますし、そのために、ゆとりがないといけないので、そういうことも考えて、こういう取組ができるように、そういう指導をお願いしたいなと思います。  それと、休みの削減、冬休みとかの短縮、そういうのは、子どもの権利条約には子どもには休息権というのがあるんですけど、休息権というのは、僕は子どもに、大人にもそうですけど、とても大事なことだと思うので、大阪教育文化センターによると、短縮しなくてもやれるんだということも参考にしながら、子どもの休息権を保障できるように、そこら辺もよろしくお願いします。  2点目なんですけど、病院のことですけど、コロナ禍を経験して、政府が進めている地域医療構想による公立と公的病院の病床削減は、地域の実情も見ていないし、コロナ禍の中では、ちゃんと対応できないということがよく分かったのではないかなと思います。今まで少子高齢化が進んで、病床削減は仕方がないということだったと思うんですけど、コロナを経て、地域医療を守り発展させるためには今までの構想ではいけないと思うので、そこら辺をどう考えているのか教えてください。 360 ◯委員長赤井康彦君)   地域連携センター長。 361 ◯地域連携センター長(北川智美さん)   このたびの新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、保健医療圏域を超えた対策を必要とする非常事態でございました。コロナ禍において地域医療を守るために、患者さんの診療体制を感染症が疑われるかどうかで区分して、病院正面玄関のトリアージポストでは検温と問診を行うなど、通常の医療が安全な環境で提供できる体制を整備しております。  また、感染症に対応する専用病床をただいま設けておりますが、これまでに培ってまいりました地域医療連携の下、一般病床の確保にも努めております。  現在、新型コロナウイルス感染症対策が優先され、国や県が開催される地域医療構想会議等は一時中断されております。今後、感染症への対応を見据えた地域医療構想が議論され、病床の整備について検討・見直しが行われるものと考えておりますので、その際には、感染症指定病院として必要な病床の確保に努めてまいりたいと考えております。  今後も感染症や災害など非常事態に対応できるよう、平時から必要な医療体制を整え、地域医療支援病院として湖東保健医療圏の中心的役割を果たしてまいりたいと思っております。 362 ◯委員長赤井康彦君)   角井委員。 363 ◯委員(角井英明君)   ぜひよろしくお願いします。  もう一つなんですけど、代表質問でもあったんですが、医師の確保について、代表質問の答弁ではドクターバンクというのを利用したり、医師が多い地域から引っ張ってくるというか、来てもらうという答弁だったと思うんですけど、地域の医療を守っていくためには、お医者さんというか、特に若い医師を増やすために、どう考えているのかということを教えてください。 364 ◯委員長赤井康彦君)   職員課長。 365 ◯職員課長(野島英樹君)   医師は、医師免許を取得後に大学病院や臨床研修病院において2年間の前期研修を行い、その後の3年間は特定の診療科に所属をして、高度で専門的な知識と技能を習得する後期研修を行います。2年間の前期研修と3年間の後期研修になります。  地域医療を志す若い医師を増やすために本院ができることとしましては、特に前期研修を行う研修医ですね。将来を担っていく若手の医師にとって働きやすい職場環境を築くとともに、魅力のある病院となるよう、教育研修環境の充実を図っていくことが大事であると考えております。  そのために、研修医の指導に当たる指導医の養成ですとか、あと、自由度の高い研修とするための院外の研修協力病院の拡充、それと、院外での講習会等の受講機会の充実ですとか、あと、前期研修から引き続いて後期研修に本院の中で移行できるように本院独自の内科専門プログラムを設定したりということで、教育・研修環境の充実に努めているところです。こうした取組によりまして、研修医の人数も近年は充足しているという状況でございます。  以上です。 366 ◯委員長赤井康彦君)   角井委員。 367 ◯委員(角井英明君)   地域医療を守るために、ぜひよろしくお願いします。  最後です。南デイサービスセンター存続の質問をしたんですけど、その中で市長が、健康は自分で、人に言われるとか世話になるのではなくて、自分で健康な生活を築くということがまず第一とおっしゃったんですけど、それができるためには、いろんな条件があるなと思いながら聞かせてもらいました。経済的なこととか、時間とか、人間関係とか、体を鍛える施設の問題とか、そういうことが持てないとか、できないとか、ないとかいう人たちにとっては、自分で健康を管理するということはできないので、そこら辺の考え方をお聞きしたいなと思います。 368 ◯委員長赤井康彦君)   介護福祉課長。 369 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   委員ご指摘のとおり、私どもも、自治体には個々の利用者の状況に応じて必要な支援に努める責務があると考えております。特に介護保険の分野ですが、介護保険法第5条には、国および地方公共団体の義務が規定されております。これは、今ご指摘がありましたような厳しい状況に置かれている方におきましても、可能な限り、住み慣れた地域で、その有する能力に応じて日常生活を営むことができるように、国も、そして我々地方公共団体も、関係する様々な施策を推進するようにと、はっきり定められておりますので、本市としましても、今後も個々の利用者の方の状況に応じて、しっかりと必要な支援に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 370 ◯委員長赤井康彦君)   角井委員。 371 ◯委員(角井英明君)   ぜひよろしくお願いします。そして、市長が議会で、ああいった発言をしたんですけど、そういう発言はしないように、ぜひ指導の方をよろしくお願いします。 372 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質問はございませんか。  辻委員。 373 ◯委員(辻 真理子さん)   私は2点お伺いしたいと思います。  1点目は、コロナ禍におきまして民間診療所の役割は。そして、一次医療を担う民間診療所への支援は十分であったのかということをお聞きしたいと思います。  まず、コロナ禍におきまして民間診療所、つまり開業医の先生でございますが、皆さんには開業医と言ったほうが分かりやすいかと思いますが、この開業医の方の役割についてお聞きしたいと思います。  この新型コロナウイルス感染症は、本当に世界中に感染しておりまして、日本では幾分収まってきましたが、世界中の感染はまだまだ止まっておりません。日本では保健所を窓口としてコロナ対策をすることになりまして、初めのうちは国民も「どうして」ということがあったと思うんですが、彦根市の広報にも、「自分がコロナウイルスに感染しているのではないかと思うのであれば、まずは保健所にお尋ねください」という丁寧な説明が載りましたので、これを見た方は、こういう順番でやっていけばいいということが分かると思いますが、残念ながら広報は3割の購読と、やゆされたりしておりますので、関心が高かったとしても半分ぐらいの人しか見ていないようにも思われてなりません。  しかしながら、そういう順序でやっていけばいいということを分かった方が保健所にお電話なさったときは、保健所の対応は丁寧な言葉ではありますが、まずは「最近、海外に渡航された経験は」と聞いてこられて、その次には「体温は何度ですか」、「せきの具合はどうですか」と、こういうふうに優しくは聞いてくださるようですが、「あなたは新型コロナ感染者ではありませんので地元のかかりつけ医の先生のところで診断していただいてください」と言われたということなんですね。それで、いつもかかっているかかりつけ医の先生のところに行くと、「いや、私のところは新型コロナウイルスに関して検査のしようもないので一般のほかの患者さんと一緒に診ることはできないので、残念ながら、長いお付き合いだけど今回は無理だよ」という、冷たくはないんですが、突き放された感じで、患者さんは右往左往したということがございました。  コロナ禍におきまして、開業医の先生方はコロナ禍にどういう役割であったのかということが疑問ですので、どういうふうに市の方はお考えであったのかということをお聞きしたいと思います。 374 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 375 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   発熱等の症状がある方のうち帰国者や濃厚接触の可能性がある方につきましては、帰国者・接触者外来での診療となります。それ以外の方について、一般の開業医さんで診ていただくということが民間診療所の役割であるかなと認識しております。  ただ、症状だけでは感染の有無が判断できないことや、無症状からの感染もあることから、民間診療所では感染予防策を講じ、有熱者とそれ以外の方を時間や動線を分けて診察するなど、可能な範囲で診療に当たっていただいております。 376 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 377 ◯委員(辻 真理子さん)   私が仄聞したところによりますと、民間の診療所の先生は、やはり患者さんがコロナに感染しているか、普通の風邪かということの見分けがつかないから、一斉に受け入れることはできないのでお断りしたという方が多かったです。1か所だけ、「車の中にいてちょうだい」と言って、お医者様も防護服のようなものを着て対応してくださったというところがあったとは聞いておりますが、結局、患者さんはどこにも行き場がないような状況が続いておりました。
     そうこうしている間に東京都の医師会が突然、記者会見をなさったというすごい大きな事件がありましたが、東京都というと本当にたくさんの民間診療所があるわけですから、その会長さんが、一体コロナに対して民間の診療所はどういう役目を果たせばいいのかという切実な訴えがありました。その後には、私たちは医療用マスクも持たない、防護服も持たない、小さな場所でいろんな患者さんを一斉に診なければいけないから分けることもできないという中で診療を求められても致し方がないと。そして、PCR検査をするだけの権限も与えられていないということを切々と訴えになったということがございましたので、一次医療を担う民間診療所へは支援があったのか。私が聞いた限りでは、なかったとおっしゃるんですが、民間診療所へはどのような支援があったのか。十分であったのかということを聞いていただきたいというご意見もありましたので、そこのところをご説明ください。 378 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 379 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   民間診療所への支援についてですが、本市といたしましては、新型コロナウイルス感染症が国内で発生し、入手困難であったマスクについて本年3月に医療機関等に対応したところです。  また、本年の7月には、新型コロナウイルス感染症対策を講じ、患者の診療に当たっておられる医療機関等に対する支援として、補助金交付に係る補正予算をお認めいただいたところです。  なお、国や県においても、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業や、それから、100万円を上限とした医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業を実施され、国・県・市が、それぞれ医療機関ならびに医療従事者の皆さんへの支援を行っているところです。  支援は十分であったかというご質問についてのお答えは難しいですけれども、本市といたしましても、現時点では、できる限りの支援をしてまいったと考えておりますし、今後につきましても、国や県の制度と連携を図りながら、確認をしながら対策を考えていきたいと考えております。 380 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 381 ◯委員(辻 真理子さん)   彦根医師会は、病院の敷地の中に、くすのきセンターがございまして、その3階に彦根医師会の事務局と会長の部屋がございまして、十分なスペースを持っていらっしゃいます。毎月医師会の会合が開かれているわけですし、そこで医師会に対して、医師会と健康推進課、あるいは病院の立場で話合いというものがあったのかどうかということをお聞きしたいんですけど、どうでしたでしょうか。 382 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 383 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   医師会の事務所が3階にありまして、健康推進課は2階にありますので、常に情報共有とかはさせていただいたりとか、足を運ぶことも毎日のようにさせていただいてはおります。  支援策について十分な協議があったかについてですけれども、やはり国の動き、県の動き等を見ながら、かつ支援も重ならないようにということで動いておりました。 384 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 385 ◯委員(辻 真理子さん)   残念ながら十分ではなかったんだと思います。私の知り合いの民間診療所の先生方からいろんなご意見がありましたので、やはり今まで10年間、かかりつけ医を持つようにという運動をずっとやってきて、皆さんのところにも浸透したわけですし、また、病診連携ということを徹底するように、この10年間やってきたと思うんですが、現場では結局、診療所の先生は何となく蚊帳の外に置かれた感じであったというのが、私も思うところであります。次にこのようなことが起こるかどうかは分かりませんけれども、やはり医師会とか、それから診療所というのは市民に一番近いところにいて、ふだんは多くの患者さんを診ていてくださる第一次医療ですので、ここに対して大事にするというか、それも加えての医療の体制を考えることが必要ではないかと思いますが、ご見解があればお願いいたします。 386 ◯委員長赤井康彦君)   健康推進課長。 387 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   医師会との連携につきましては、一番大事にしているところですので、不十分であったかもしれませんので、今後につきましては、より一層先生方のご意見を聴きながら事業を進めていきたいと思います。 388 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 389 ◯委員(辻 真理子さん)   それでは、次、2点目にまいります。  中学校給食におきまして残量の調査を行っているのかということと、なぜ残量が発生するのか検討しているのかということでございますが、かなり前に中学校給食の残食に関しまして委員会で質問したことがございまして、そのときは、残量は適正の範囲であるとお答えになったように記憶しております。  しかしながら、現場でのお話をまた再び聞くことに最近なったわけですが、やはり、「正直言って、おいしくない」とすばり言われてしまいまして、「おいしくないものは幾ら整っていても食べてくれない、残してしまうということがあるよ」とおっしゃって、管理栄養士の方が塩分とか、そういうことをきちっと量ってやって、計算の上では成り立っていると思いますが、どうしておいしくないんだろうと。やっぱり成長期の子どもたちが「おいしい」と言って完食してくれるということが一番大事かと思うんですが、そういうところに対して研究というんですか、そういうことはしていてくださるのか。  例えば、小学校はそれぞれ自校式の給食をやっておりまして、それは今もやっていただいていて、そのときに調理員さんの親しい方が、もちろん何が何グラムというのがきちっと決まっているけれども、「そこは調理師の腕の見せどころよ」と、「うまみというのをプラスしてあげるのよ」ということと、それから最近の子どもさんは、市中に出回っているものが、ほとんど口においしいものを選んでしまうから、結果的に薄味を嫌うというか、濃い味に傾いているので、「給食が味が薄くておいしくないというふうに言うこともありますよ」というようなアドバイスをしていただいたんですけれども、しかしながら、この立派な給食センターを建てたわけですし、中学生が全員そこで給食を配置していただいている、他市他町でも加わっている方もあるわけですから、おいしい給食をというのが私に言ってきてくださった方の願いなんですけど、これに対して、研究をしているということ、それから残食の調査、これについてお伺いをしたいと思います。 390 ◯委員長赤井康彦君)   学校給食センター所長。 391 ◯学校給食センター所長(小島久喜君)   まず、中学校給食におけます残食の調査ですけれども、これにつきましては年に一度、全ての中学校を対象にしまして1週間の残食量調査を実施しております。今年度の調査はまだ行ってはいないんですけれども、昨年度までの残食量につきましては、平成29年度が11.8%、平成30年度は10.6%、令和元年度は8%ということで年々減少はしてきております。残食量調査につきましては、このほかにも毎日、数校単位ですけれども、抽出して調査を行っております。  あと、発生する原因等の検討につきましてですが、これにつきましては、毎日返ってきます残食の内容と、その日の献立とか、例えば学校行事がその日どういったものがあったとか、そういったことも勘案しまして、味つけ・調理方法等について検討して、その後の献立には反映するように努めております。  残食の中身なんですけれども、魚とか野菜、あと、あえ物が比較的多くなっておりまして、生徒が嫌いなもの、また、ふだんあまり食べ慣れていないものが多く残食されているように考えております。  また、このほかに年に一度、市内の中学校を対象としましてアンケートを採っているんですけれども、残食の理由について質問しているんですけれども、今年度実施しましたアンケートの回答の中では、「嫌いなものがあるから」が一番多くて約27%の回答でした。次に「量が多いから」が約22%、「時間がないから」が20%となっております。今ご指摘ありました「おいしくないから」という回答については約15%という数字になっています。  この「おいしくないから」の経年で見てみますと、このアンケートは毎年やっているんですが、平成29年度では28.6%、平成30年度では24.8%、令和元年度は21.7%、今年度が先ほど申しましたが15.4%ということで、味つけについては一定改善してきているということで、残食の原因としては好き嫌いなり、そういったものが現在は多いのではないかと考えております。 392 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 393 ◯委員(辻 真理子さん)   ありがとうございました。  私が聞いたことと少し違うと思いますが、やはり給食センターを建てるということに議員として賛成したわけで、それまで自校式だったものを給食センターに切り替えたわけですけれども、責任があると思いますし、今でもやはり自校式の方がよかったというお子様の声もありますので、どうやったらおいしく、喜んで食べていただけるかということを常に研究していただく必要があると思います。  アンケートの中でも、どういうお料理の何がよかったかということも、もっと詳しく研究していただいて、全国に給食のコンテストみたいなものもあると聞いておりますので、そういう先進地のことも研究していただきまして、中学生の皆さんが本当に「おいしい」と言って満足して食べてくれる給食であるように努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 394 ◯委員長赤井康彦君)   ほかに質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 395 ◯委員長赤井康彦君)   以上で、福祉病院教育常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後0時32分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...